ちょっとエマの動きが緩慢で申し訳ないのですが…(^_^;
簡単な犬のトリックの動画を撮ってみました。
人の位置からみて犬が反時計回りに回転する『スピン』、時計回りに回転する『ターン』、人の周りを一周して正面停座する『アラウンド』というトリックです。
このトリックを覚えさせるときは、まず犬の鼻先におやつやおもちゃを持っていって、それを持っている手を犬の目の前で回して犬に追わせます。
そうすると、犬は簡単に人の目の前でまわってくれるようになります。
それができるようになったら、おやつやおもちゃを持たずに持ったフリをして犬の目の前で手を回して犬を誘導します。
うまく回れたら褒めてごほうびをあげます。
それができるようになったら、徐々に犬を誘導する人の手の動きを小さく、そして犬の頭上で動かすようにしていきます。
それができるようになったら、コマンドとなる言葉を付けていきます。
動画の場合だったら『スピン』とか『ターン』という、僕が発している言葉になります。
余談ですが…エマには元々『くるっと』というコマンドでこのトリックを覚えさせていたのですが、僕がアカデミーに通うようになってから、ちょっと実験的に言葉を変えてみました。
そして、それができるようになったら、最終的には言葉だけで回れるように練習していきます。
ちょっとだけ難しいのは、最後の『アラウンド』です。
『アラウンド』は『スピン』や『ターン』と違って、犬が人の後ろを通るので、犬が視界から消えてしまいます。
誘導もしづらくて、犬が勝手に違う方向に行ってしまいやすくなります。
なので、最初は部屋の角を使って犬を誘導しやすい場所で練習すると、この動作を犬に教えやすくなります。
エマの場合、時計回り(ターンの動作)の動作が苦手で、ターンの練習中に苦し紛れに僕の周りを偶然クルクル回りだしたので、その行動を強化しました。
その偶然の行動を強化することを『キャッチング』といいます。
『キャッチング』とは…それはまた今度お話しします<(_ _)>
で、人の周りを一周する動作って、『アラウンド』ってコマンドでいいのかな…
違ったらどうしよう…
後になってコマンドを変えるのって結構面倒なのです(^_^;
まぁ何でもいいけど(笑)
こういった簡単なトリックは、飼い主さんと犬のコミュニケーション作りにとても役立ちます。
『飼い主さんと一緒に何かする事が好き』という習慣を犬に持たせておくと、何歳になっても新しいことを覚えようとしてくれます。
人にとっても犬にとっても、新しいことを学んで動くことは大切なことだと思います。
それを一生続けていきたいですね。
2 件のコメント:
Junichi Takagiさん
こんばんは。
そうかー そうですねー。
「飼い主さんと一緒に何かすることが好き」
今の教室でも色々とトリックを教えてもらって、それこそスピンやターンなども練習しているんですけど、
オスワリやマテと違ってこの目的って何??ってたぶんなんとなく思ってて、やりながらしっくり来てなかったんだと思います。
実用的でないと感じてたのかなー??
でも、一緒に何かやるのが好き、になるということですね。
トレーニングが楽しくなる。
散歩以外は寝ててぼーっとしているより、何する? 今日は何?って、クリッカーみたらわくわくしてトレーニングがトトと私にとって楽しい時間になればいいなーと思いました!
◆トトーニョさん
こんにちはー(*^^)/~♪
オスワリ・フセ・マテ・ツイテ等のオービディエンス系の
トレーニングは、割と目的がはっきりとしたトレーニングなので、
どの飼い主さんも真剣に取り組んでくれますね。
でも、トリック系のトレーニングとなると、
「それって何の意味があるんですか?」とか
「そこまではできなくていいから…」と、
テンションが落ちてしまう飼い主さんも少なくないのです(^_^;
「お手なんて意味ない。不要。」という人も結構いるんですが、
お手にしても、
・人なれさせるコミュニケーション
・前足に触れられることに慣れさせる
⇒前足を触られる犬は意外と多い
といった効果があります。
犬は「人と一緒に何かする」、「人と楽しむ」事が大好きなので、
やっぱり何かしら飼い主さんと一緒に楽しむものを作って
あげる必要があると思います。
トレーニングでもスポーツでも何でもいいので、
すべての飼い主さんに「散歩以外に一緒にできる何か」
を作ってほしいですね(*^-')v
あと、「なんにもないぶろぐ」読みました。
僕もまだまだだな…と思いました(笑)
教えてくださってありがとうございます(*^^)/~♪
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