2014年8月25日月曜日

そして、シュナウザーも飼いやすい犬ではありません


前回の記事の続編のような内容になりますが…タイトルの通りです。
ミニシュナは気絶するほど面倒で手の掛かる犬です。

ウチの子にもこんな時代があった訳ですが…


見た目に騙されてはいけません。
この子はパピーの皮を被った何とか…でした(^_^;


以前にも少し記事にしたような気がしますが、改めて『ミニチュア・シュナウザーが如何に面倒で手が掛かる犬か?』というテーマで記事を書き留めておきたいと思います。
シュナウザーを飼っているという話をすると、「シュナウザーって飼いやすい?」と聞かれることが多いので、その時に「あー、それについてはブログに書いてあるから、家に帰ってからゆっくりそれ読んでみてくれる?」と、ここに誘導できるようにしておきたいと思います(笑)

もちろん個体差はあります。
最近はおとなしいシュナちゃんも増えてます。
が、もしウチの子のように本能の塊のような昔ながらのシュナをお迎えしてしまった場合、こんな感じになることを覚悟しておく必要があるかも…です(笑)


【ミニチュア・シュナウザーとは!】

1.噛みます
AKCとCKC以外ではテリアとは別グループに属しているミニシュナですが、その仕事はテリアと同じネズミ捕り、ネズミの捕殺になります。
なので、当然咬みます。
咬みつつ、ものすごい勢いで首を左右に振り回します。
これは、捕まえたネズミの息の根を止めるための止めを刺す行動と言われています。
ぬいぐるみ遊びをするとき、ぬいぐるみに対してこういった行動を取るシュナもいます。
社会化不足のシュナは、人や他犬に対してこういった行動を取る場合もあります。

2.吠えます
警戒心の強い犬なので、普段はおとなしくても何かの刺激に対して執拗に吠えます。
人、犬、呼び鈴、サイレン、ありとあらゆる動く物等々…
そして、同じミニシュナでも鳴き声が甲高い子と低めの子がいます。
ウチのは♀ですが、低めの声です。
低めの声の子は唸ることも多いようです。
喜怒哀楽すべての感情表現で唸るので、それを知らない人には怖がられます(^_^;

3.掘ります
これはシュナに限ったことではないと思いますが、自分が寝ようと思っているところを掘りまくります。
畳の上だろうがソファの上だろうがお構いなしです。
挙句の果てに、掘った場所と全然関係ない場所で寝ることもあります。
でも、この行動を叱ったらダメです。
なぜなら、それがシュナだから…理屈ではありません(笑)

4.頑固です
所謂『無視』っぽい行動ですが、厳密に言うと無視ではありません。
アイコンタクトを取った状態で、人の目をガン見したままコマンドを聞き流します。
大抵は食べ物関係でいじけた後(人だけ食べて自分だけもらえなかった等)にこうなります。
ウチのだけかと思いましたが、他のシュナ飼いの方にこの話をしたら「そうそう! ウチのもそう!」と、この話で盛り上がったことがあります。
これが最も面倒です。
納得するまで絶対に動かないので、どうにもなりません(笑)

5.喋りません
数年前にヒットした某ドラマの影響で、ミニチュア・シュナウザーはプチブレイクしました。
シュナが登場するので僕も欠かさず観てはいたのですが、何週間か経過した後、「余計なことしてくれたな…」という気分になりました。
まぁ、普通に散歩してるどこにでもいるシュナに向って子供たちがわぁーーーーっ!!って寄ってきてしまう訳です。
たぶん同じ経験をしたシュナ飼いの方はたくさんいると思います。
「おじいさんみたい」と鼻で笑われていた犬が人気者になってしまったのです。
テレビの力って怖いですね(笑)
もっと怖いことに、シュナウザーが本当に喋ると思っている人がいたとかいないとか…
聞いた話なのですが、ペットショップに「この犬、喋らないから返品したい」とシュナを返しに来た人がいたそうです。
ネタかと思ったのですが、本当だそうです。
その人も喋らないから…というか、テレビの中のシュナと現実のシュナのギャップに愕然として返しに来たのでしょうね。
あんないい子はなかなかいません。
あの『ムック』というシュナは、有名な某トレーナーさんのところでトレーニングを積んだシュナですから。
で、近々またその某ドラマのスペシャルが放送されるようなので、改めて言っておきますが…

シュナウザーは絶対に喋りません!
「サバ缶もね!」とかまず言いません!

どうかお気をつけください。
ちなみに、僕は喋るシュナがいても要りません。
シュナが喋るともっともっと面倒なことになりますから…これ以上の面倒はごめんです(笑)


その他にも色々ありますが、この辺りでやめておきます。
ミニチュア・シュナウザーの印象が悪くなっても困るので…(^_^;

ミニチュア・シュナウザーは、しつけ本やしつけサイトを見ると『飼いやすい』と書かれていることが多くあります。
でも、僕はそうは思いません。
シュナを飼うのは大変というか、寧ろ飼いづらい部類の犬ではないかと思います。

ねずみを捕殺するために作られたミニチュア・シュナウザー、警戒心が強くて吠えて咬むのは当たり前の事なのです。
そういう行動を強化しやすいように作られた犬なのですから…
それをしていい時・いけない時、してもいい相手・いけない相手、それを教えてあげるのは、人間の役目なのです。

手間と時間と愛情をかけて、経験とトレーニングを積み重ねれば…


必ずシュナウザーは応えてくれます。



ブログランキング・にほんブログ村へ

0 件のコメント: