2014年8月27日水曜日

『ボディ・ランゲージ』という犬の言葉


日記形式の記事作成は苦手と言いつつ、今日も日記形式で行きます(笑)


今日は約3週間ぶりにアカデミーの実習に入りました。
都内某所にある犬の保育園での実習です。
僕は既にアカデミーを修了⇒卒業しているのですが、今も時間があるときに実習に入らせてもらっています。
アカデミにーには、「卒業しても半永久的に実習に入ることができる」という素晴らしいシステムがあるので、それをフル活用させていただいています。


前日はセミナー後に飲みに行く予定もあったので、いつもの僕だったら絶対にその翌日に実習を入れたりしないのですが…(笑)
今回はどうしてもセミナー直後に実習に入りたかったのです。

理由は二つあります。
一つ目は、最近ずっと「自分が普通に考えそうなことの逆をやるようにしているから」ということ…なのですが、これはどうでもいいです(笑)
大事なのは二つ目の理由。
それは何かというと、「受けたセミナーの内容が自分の身になっているかどうか!」、それをすぐに試したかったのです。
前日のセミナーでヴィベケ・S・リーセ氏に丁寧に説明してもらった『犬のボディ・ランゲージ』をしっかり読めるようになっているかどうかを…自分自身があのようなセミナーを受けることが果たして有効なのかどうか…それをすぐに確認したかったのです。

もちろん、ヴィベケさんが持つ「その犬が発するすべてのボディ・ランゲージを取りこぼしなく読む」という高度なスキルは一朝一夕に身に付けられるようなものではありません。
が、前日のセミナーを受けて、今の僕が「(以前よりも)犬を見たときにその犬の細かい動作を見ようとする意識と余裕を持てているかどうか」ということを確認したかったのです。
その結果は!

えーと…実を言うと、実習に入ってコロコロ&ムームーをしているうちにそんなことは忘れてしまっていました(笑)
そして、無料出張トレで伺っているお宅のわんちゃんの行動について、店舗のトレーナーさんに質問⇒回答を頂いているうちに、ボディ・ランゲージのことなどきれいさっぱり忘れ去ってしまったのでした(^_^;
ダメですね。


そんな感じでいつもどおりの実習を恙無く進めていたのですが、その日3頭目の犬のトレーニング中、頭の上のほうから何かが舞い降りてきました。怪しい表現(笑)
その犬はパピーのチワワ♀でした。
最初は『アイコンタクトの練習』ということでトレーニングを始めたのですが、実際にアイコンタクトを取ろうとしても「人に飛び付きたい!」という気持ちが強いようで、オスワリに誘導するのも難しい状態でした。
そこで、トレーニングの内容を『まずは確実にオスワリをできるようにする練習』に変更しました。

その犬はとても陽気で人懐こく、おやつよりも人に飛びつくことに魅力を感じているようでした。
人に飛びついたり動き回ったり…という感じで、なかなか落ち着かせることができませんでした。
多分今までだったら、「誘導する手の高さが悪いのかな?」とか、「このおやつよりもっと好きなおやつがあるんじゃないかな?」と、そんなことを考えたと思うのですが…今日の僕の脳は、いつもとは違う発想をしてくれました。

『とりあえずその犬が人の側に居続けることだけ強化して、あとは様子を見れば?』

空中でゆらゆらと舞っていたその言葉を脳が捉まえてくれたようです。たぶん(笑)

ということで、その犬が近寄ってきたときにおやつをあげ続けました。
すると、その犬がオスワリの形を取りました。
たぶん、このときに以前よりも犬の動きをしっかり見ることができていたのでしょう。
何となくわかったのです。そのチワワがオスワリをする前にどんな動作をしていたのかが…
もう一度同じことをやってみました。
やはりそのチワワは座りました。

今日の実習には、僕以外に2名のアカデミー生の方が入っていたので、同じ事を試してみてもらいました。
やはりそのチワワは座りました。

BINGO!

前日のセミナーで見せてもらった動画とヴィベケさんの解説がしっかり頭の中にイメージとして出来上がっていたようです。

僕は、その犬の頭と耳と尾の動きをずっと見ていました。
そして最終的には、その犬の『オスワリ』トレーニングに関しては、「尾の動きだけをしっかり観察していればこちらのイメージしている動作に導くことができる」ということがわかりました。

いやいや、やはりヴィベケさんはすごい人です!
前日のセミナーはまったく無駄になっていなかったどころか、僕に大きな力を与えてくれました!
やっぱりJPDTのカンファレンスも行けばよかったかなぁ…(笑)


ただ、ボディ・ランゲージは同じ犬でもその時の状況、環境によって大きく変わってきます。
当然、別の犬になればまたその犬特有の動きがあります。
犬のボディ・ランゲージについては、まだまだこれから僕自身が勉強しなければなりません。
本も読んで、セミナーも受けて、実習もして、仕事もして…そんな中でたくさんの犬たちからたくさんの『犬の言葉』を教えてもらいたいと思っています。



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