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2014年8月16日土曜日
『あっち』でも『こっち』でも『ひとり』でも『みんな』でも眠れます
「飼い主と犬は一緒に寝ないほうが良い」なんて話をたまに聞きます。
何故なんでしょうね?
飼い主と犬が一緒に寝ないほうが良い理由としてよく挙げられるのは、
1.犬が飼い主と離れた状態で眠ることができなくなったり、留守番できなくなったりする
2.人間の布団・ベッドを犬が自分のテリトリーと思い込む可能性がある
といったものが多いように感じます。
実際に飼っている犬が1や2のような状態になってしまったら、非常に困ります。
絶対にそうはしたくありません。
が! しかし!
僕は決めていました。犬を飼う前から…
寝るときは絶対に犬と一緒!
と…
何が何でも犬と一緒に寝たいと思っていた僕は、エマがパピーの頃に通っていたスクールのトレーナーさんに相談したり、本やインターネットで調べたりして、一緒に寝ても問題が起きないようにする方法を探り続けました。
そして遂に、「夜に一緒に寝てもエマが分離不安になったりベッドを守ったりすることはない!」という方法を編み出したのです!(大袈裟)
まず1の対処法について。
これについては、「飼い主と犬が一緒に眠る習慣をつける前に、犬がひとりで眠る習慣をつけてしまうことが重要」だということを、お世話になっていたトレーナーさんに教えてもらいました。
そのトレーナーさんからは、「エマちゃんを迎えた日から一年間は何があってもひとりで寝かせてください。一年掛けてひとりで寝るということを習慣付ければ、その後はどれだけ一緒に寝ても大丈夫です。分離不安にもなりませんよ。」と言われました。
僕はそれを忠実に守りました。
そして、エマを迎えてからちょうど一年が経過したその日、エマと一緒に寝ようとワクワクしながらベッドに連れて行きました。
ところが…
ここでちょっと面白い現象が起きました。
エマが寝室に入ったのもベッドに乗ったのもその日が初めてのことだったのですが、どうやらエマはそこを寝る場所だと認識しなかったようなのです。
ベッドの上で10分くらい飛び跳ねて大騒ぎして遊んだ後、すたすたと自分のサークルの犬用ベッドへと戻っていって丸まって眠り始めました。
家に迎えられてから一年の間、入ったことがない部屋や乗ったことのないベッドを見て触れて、そこを『遊び場』だと思ったようなのです。
それはそうですよね、一年間ひとりで犬用ベッドで寝ていたエマ、まさかが寝る場所だなんて夢にも思わなかったのでしょう。
初日は見事に一緒に寝ることには失敗しました(笑)
更にエマのその行動は、その後も2週間ほど続きましたが、徐々に一緒のベッドで寝てくれるようになりました。
やっぱり日頃の習慣って大きいんだなぁ…とその時に実感しました。
今では人と一緒でもひとりでも眠ることができますし、留守番時に分離不安になったりすることもありません。
これに限ったことではありませんが、仔犬のうちの習慣付けは本当に重要ですね。
次に2の対処方法です。
これは難しくありません。
人の布団やベッドの乗り降りを、犬に対して人間が指示で動かせるようにしておけばいいのです。
犬に「乗って」と言ってベッドに乗せて、「降りて」と言ってベッドから下ろす練習をしておけば問題は起きません。
攻撃的な行動をしないわんちゃんの場合、ここまで指示を出して犬を制御しなくても問題は起きないと思いますが、指示によって犬を動かせるようにしておくといろいろな場面で役に立つこともあります。
飼い主さんと犬が一緒に何かをするというコミュニケーションはとても大切なので、そういった意味でも「簡単な犬への指示」を練習しておくといいと思います。
犬は信頼している飼い主さんから指示を出されることによって安心できる生き物ですから。
これからわんちゃんを迎えようとしていて「犬と一緒に寝たい!」と考えている飼い主さん、こんな方法もあるということで、機会があったら参考にして見てください。
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