ウチのミニシュナ『エマ』には、夕食時に手作り食を与えています。
鶏のささみに野菜を混ぜた簡単なものです。
エマには、シュナウザーに多い『シュナウザー面皰(めんぽう)症候群』の症状が出ます。
なので、かかりつけの動物病院の先生からアドバイスをもらって、食べ物には少しだけ気を使うようにしています。
朝は原料に小麦粉を使用していないフード、夜は手作り食、これでだいぶ面皰の発症を防ぐことができるようになりました。
もちろん、エマが喜ぶのはフードよりも手作り食。
もう食いつき方がまったく違います。
フードを食べるときには、この勢いはありませんね(笑)
やはり、犬も加工されていない食べ物の方が好きなようです。
今日のエマご飯はまいたけ入りです。
エマのご飯にきのこを入れているという話を友人にしたところ、『犬にきのこってだめなんじゃないの？』と言われたことがあります。
僕もずっとそう思っていました。犬にきのこを食べさせてはいけないって…
でも…いろいろ調べてみたり、犬の食べ物について詳しい方に話を聞いてみると、実は犬にきのこを食べさせても大丈夫！ということがわかりました。
なので、今では細かく刻んだきのこをエマに与えています。
エマも喜んで食べています！
ネット上や本にはよく『犬に食べさせてはいけないもの』の一覧や情報が載せられていますよね。
タマネギとかチョコレートとか…
確かに食べさせてはいけないものもありますが、『いや、それは大丈夫だよ？』という食材も食べさせてはいけないものとして挙げられていたりします。
例えばニンニク。
『ユリ化の食物は全部犬に食べさせてはダメ』といった記述をよく見ますが、犬にニンニクを食べさせても大丈夫です。
ニンニクを犬に食べさせると、赤血球を酸化させて貧血を誘発する…と言われていますが、問題は与える量と頻度です。
人間だって一度に同じものを大量に食したら具合悪くなりますよね。
ニンニクには、『免疫力向上』、『真菌感染症の予防』、『肝機能強化』、『血中コレステロール低下』、『心血管系の強壮剤効果』、『ダニ・ノミ除け効果』といった素晴らしい効果を犬の体にもたらしてくれます。
僕達はレバーケーキといういぬようおやつを作るときに、摩り下ろしたニンニクやガーリックパウダーを入れて使っています。
匂いも強くなるので、犬は喜んで食べてくれます！
それとブドウ。
『理由はよくわからないけど、何だかみんながダメって言っているからブドウはだめ』という情報がほとんど。
肝機能障害を起こすとか、中毒を起こすとか、そういったことが理由としてて挙げられているのですが、これはブドウそのものが犬に良くないというよりも、ブドウを育てる段階で使われた農薬に問題がある…という説の方が説得力があり信用できると僕は思っています。
オーストラリアのワイン農場で飼われている犬たちは、ブドウを食べて育つそうです。
『Wine Dogs』という犬の写真集もあるそうです。
ブドウについては、しっかり洗って皮を剥いてそれから犬に与えれば何の問題もなさそうですね。
ウチでもエマにもそのようにしてブドウを与えています。
逆に…日本では割と普通に犬に与えているキャベツですが、英国では日本でのタマネギと同様の扱いになっているようです。
英国ではキャベツを犬に与えることはないそうです。
ちなみに、アメリカではレーズンが日本でのタマネギに当たる有毒食材と言われているそうです。
レーズンは犬に食べさせないけれど、タマネギは犬に与えるそうです。
こうして見ると面白いですね。
国によって犬にとって毒となる食物が違うとは…
犬種によって毒となる食べ物が違うということになるんでしょうか？
僕個人の考えとしては、加工してしない自然の食材については、個体によって合う・合わないがあるのだと思っています。
それプラス与える量と頻度ではないかな…と。
個体差もあるでしょうね。
魚を食べても平気な子もいれば具合が悪くなる子もいるし、小麦粉大丈夫な子もいればエマのように面皰が出てしまう子もいる…そういうことなのではないかと思っています。
ちなみに、エマは一般的には犬に与えても何の問題もないと言われているバナナでアナフィラキシー・ショックを起こして死に掛けたことがあります。
もう絶対にバナナを食べさせることはできません。
怖いですね…こういう例もあるので、情報を鵜呑みにすることはできないと思うのです。
同じ食べ物に対して、すべての犬が全く同じ反応を示すとは限りません。
だから、犬の食事については、飼い主さんがしっかりと自分の犬を観察しながらいろいろな食べ物を少しずつ試してみるしかないのではないかと僕は考えています。
本当に手間がかかって大変な作業になりますが、自分のワンちゃんがそれで健康になってくれるのならそんな苦労も何てことないですよね。
寧ろ楽しい作業になるはずです！
手間も時間も費用もかかりますが、フードだけでなくできるだけ自然なものも食べさせてあげたほうがワンちゃんも健康で長生きできるはずです！
本やネットの情報だけを鵜呑みにしないで、自分自身で色々試して、愛犬に安全でおいしい食事を提供してあげたいですね！
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