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2016年4月17日日曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(38)


この週末、トレーナー仲間の犬連れ交流会が相模原の『Dog Community わんのわ』で開催されました。
去年の11月に元保護っ子の一歩くんを連れて行った会の第三回目です。


現預かりっ子のマーヤは、現在社会化ツアー中。
これはちょうど良いタイミング!ということで、今回はマーヤを連れて参加しました。

もちろんエマも帯同しているのですが、このときとは逆で、今回はエマの画像がiPhoneのストレージの中にまったく記録されていませんでした。
いやいや…何でだろうか…


基本的に犬にも人にもフレンドリーなマーヤ、たくさんの人や犬が集まる室内に連れて行っても大きな問題を起すことはありません。

でも、生まれてからずっと繁殖犬として扱われていたマーヤは、パピーの時期に家庭犬らしい経験をまったくさせてもらっていないと思われます。
TSRに保護されるまでの間、まともにふれあったことがあるのは、自分が生んだ子供だけだったのではないか…そんな気がするのです。
そのせいか、マーヤは自分にとって危険なもの、自分の身に危険を引き起こす可能性のある行動を、自ら認識できていないのではないか…そう感じることが何度も何度もありました。


散歩に出ると道路の真ん中を歩こうとするし、クルマやバイクにはフラフラと近寄っていきます。

散歩中に擦れ違う犬は基本無視ですが、相手の犬がガウガウと刺激を発していると、それがどんなにでかい犬であろうと挨拶をしようと近づいていきます。


犬に近づいたら近づいたで、いきなり相手の首筋に鼻先を突きつけて怒られることも…
こうなるともうフレンドリーというよりもただの命知らずのチャレンジャーです。

適切な時期に社会化されなかった犬は、社会化されなかったものや状況に対して恐怖を抱くと言われていますが、まったく逆の方向に針が振れる場合もあるのだな…と、ちょっと珍しいケースをマーヤには見せてもらいました。

こんな成犬の場合、何をどう慣らしていけば良いのかいろいろと考えてみたのですが、それが社会化不足であるが故に起きている行動であるなら、パピーと同じように普通に社会化をしていくのが一番ではないか…という結論に達しました。

そんなこともあってこの一ヶ月間は、マーヤをたくさんの人たち、たくさんの犬たち、たくさんの場所、もの、状況…思いつく限りのものににふれあわせるために連れ回しました。
もちろん、それが楽しい経験として心に蓄積させるようにです。

マーヤは推定4歳で、既に成犬になっています。
社会化するとは言っても、子犬とは違ってそれなりに時間は必要になります。
もしかすると成果が出ないかもしれません。
でも、試さないよりは試したほうが良いです。
試さないと可能性を引き出すこともできませんから。
試してみて、ほんの少しでも可能性を感じたら、それを続けることが大切です。
少しずつ少しずつ犬は変わっていきます。
マーヤのように…


こうして見ると、一丁前というかなんというか、マーヤもすっかり家庭犬になったな…としみじみ。

保護直後、マーヤは人の手からおやつを食べられない子でした。

『ふんふん♪ 何それ?』

が、今では誰の手からも…

『あぐっ! んま!』

と、おやつを食べられるようになりました。

これからマーヤは新しい家族を探して、新しい家族と一緒に生活していくことになります。


だから、僕や僕の家族とだけでなく、いろいろな人といろいろなことができるようになっておく必要があります。
般化というやつですね。
そのために、たくさんの人にマーヤとのふれあいをお願いしています。

新しい家族のところにいったら、僕の知らない犬とふれあうことになるでしょう。
エマとだけ仲良くできればよいという訳にもいかないので、たくさんの犬たちにマーヤとふれあってもらっています。


細かいことを言ったらまだまだ気になることもあるマーヤですが、しっかりとトレーニングしてくれる環境であれば行動面に関してはもう大丈夫でしょう。
基本的に吠えも噛みも攻撃もない子なので、その点は安心です。
どちらかというと、他の犬にそれをされないように気をつける必要があります。

後は体調…皮膚の炎症と痒みをウチでどこまでどうするか…
かなり良くはなりましたが、これも一生ケアを継続してもらう必要がありそうです。

『これ、卒検だった? 98点はいったでしょ?』

そうね、トイレが完璧になったら満点あげようか

J.Takagi


【TSR - チーム シュナウザー レスキューでは、随時メンバーを募集しています。】
シュナウザーが大好きで、迷えるシュナを一頭でも多く幸せにしてあげたい…そんな思いを持ったメンバーがTSRに集まって、日々シュナの幸せのために活動しています。
TSRの活動内容には、シュナの一時預かり以外にもいろいろな役割がありますので、もしTSRに少しでも興味をお持ちいただけたら気軽にこちらからお問合せください。
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2016年1月9日土曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(12)


TSRの保護っ子『マーヤ』のお預かり開始から、あっという間に約一ヶ月が経過しました。

過ぎてしまえば短く感じる一ヶ月間でしたが、その短い期間でマーヤは我が家での新しい生活にもすっかり慣れてくれました。
エマを含めた僕たち家族も、この一ヶ月間でマーヤがどんなシュナなのかをほんの少しだけど理解してあげることができたように感じています。


年末年始のバタバタとした時期の預かり開始でしたが、みんなが穏やかで楽しく過ごすことができた一ヶ月となりました。
保護っ子にとっては、穏やかに過ごすことができる環境は何よりも大切なものです。

この一ヶ月間、預かり日記を読んでくださっている方々から、マーヤへの応援メッセージ、ご支援、里親募集のお問合せをたくさん頂きました。
現時点ではまだ里親募集準備中であるにも拘らず、これだけたくさんの方々に見守られている今のマーヤは、とても幸せな保護っ子だと思います。
そして、近い未来に、マーヤの元には大いなる福音が必ず届くはずです。

この預かり日記では、預かり中のマーヤの生活の様子をできるだけ詳細にお伝えしていこうと思っています。
どうしてもかわいいマーヤにフォーカスを当てた記事が多くなってしまうのですが、今回の記事では、現在のマーヤはどんな状態なのか、どんなケアをしているのか、里親募集準備期間が長いのはなぜか…という部分にフォーカスを当ててみました。
マーヤの里親に…と考えてくださっている方には、是非この記事を最後まで読んでいただきたいと思っています。

犬は生き物なので、かわいいだけでは済まない事がたくさんあります。
そして、マーヤのように収容施設から引き取られた保護っ子達には、多かれ少なかれ何かしらの問題があります。
ただ、その問題は犬自身が作り出したものではなく我々人間が作り出しているということを忘れてはいけない…そして、そのケアをできるのも人間だけ…いつもいつもそんなことを考えながら、僕は犬たちと接するように心掛けています。
今回の記事は、そんな気持ちを込めての更新です。


マーヤは保健所に収容さていた子ですが、体の状態や遺棄の状況から考えると、一般家庭でペットとして飼われていたシュナではなく、繁殖屋が捨てたシュナではないかと思われます。
繁殖屋に遺棄される多くの犬たちと同じように、マーヤは室内に設置されたトイレシーツでの排泄ができない子でした。
トイレトレーニングをしてもらっていないために、トイレシーツやトイレトレイを見ても、それを排泄場所であるという認識ができないのです。
そして、多くの犬は排泄の直前に地面のにおい嗅ぎやその場での回転などの行動を取るのですが、マーヤにはそれがなく、いきなりその場にしゃがみこんでおしっこやうんちをします。
なので、排泄直前のトイレへの誘導は、非常に難しいものとなります。
室内では一日一回しかおしっこをしないこともあるので、トイレトレーニングの機会も少なく、なかなかトイレでの排泄を覚えてもらうことができませんでした。
そんな訳で、この一ヶ月間はマーヤの行動範囲を狭めて、その中に複数のトイレを作って…という方法で、シートの上で排泄することを覚えてもらいました。


上の画像でトレイなしでトイレシートだけ敷いてある部分は、マーヤが二度ほど排泄の失敗をした場所です。
何度か排泄失敗をする場所があるのなら、とりあえずそこをトイレにしてしまいます。
用意したシートの上で確実に排泄ができるようになったら、トイレを減らしていって、行動範囲を広げていく…室内脚上げマーキングをしない子であれば、こんな方法でトイレでの排泄を教えることができます。
今のマーヤは、自分からトイレトレイに行って、うんちとおしっこができるようになっています。
ただ、初めて入った部屋では、もしかすると一からこの練習をする必要があるかも…です。
人も犬も同じですが、できるはずの行動も場所が変わるとできなくなるものなのです。

フィジカルの面でも、マーヤにはいくつかの問題があります。

これはマーヤの画像を初めて見たときからTSRメンバー全員が心配していたことなのですが、マーヤの胸の辺りには大きめな膨らみがあります。


預かり直後の検査で、これは悪性の腫瘍ではなく脂肪の塊ということが判明、とりあえず大きな心配は消えました。
ただ、マーヤはこの脂肪の膨らみが気になるようで、後ろ足でこの部分を執拗に掻いています。
保護されてから体調が少しずつ上向いてきているので、脂肪を掻く動作は徐々に減りつつありますが、完全にその行動が消えたわけではありません。
できれば、ウチでマーヤをお預かりしている間に、この脂肪を切除する手術を受けさせたいと思っています。
上の画像を見るとお判りになると思いますが、脂肪の周囲を掻いたり噛んだりするために、その部分の毛が抜けてしまっています。
抜け落ちてしまった被毛を再生するためには、皮膚の健康を取り戻すことと、マーヤにとって気になる脂肪の切除が必要になるのではないかと考えています。

前述のとおり、マーヤは繁殖屋に遺棄されたシュナで、保護されるまでの間に何度か子犬を産まされています。
そのため、マーヤの乳首は伸びてしまっていて、腹部の皮膚は垂れ下がっています。


今は散歩や遊びで毎日しっかり動いているので、体もだいぶ締まってきました。
腹部の弛みも、一ヶ月前に比べたらかなりすっきりしてきています。
ただ、この弛み、自然に任せたままで完全に元に戻るような雰囲気ではありません。
この腹部を見ると、マーヤは何度も何度も繁殖に使われたということがよくわかります。
上の左側の画像は脂肪による膨らみの下の部分になりますが、ここも後ろ足で掻いてしまうために毛が抜けてしまっています。
預かり開始当初よりも肌の状態が戻ってきているので、この部分にも少しずつ質の良い毛が生えてくるようになっています。
今はできるだけマーヤがこの部分を掻くことがないように、必要なケアを日々行っています。
マーヤはおとなしく留守番することができる犬ですが、ひとりになると体のどこかを掻いたり噛んだりしてしまうので、今はできるだけ留守番はさせないようにしています。
きれいで健康な皮膚と被毛を取り戻すまでの辛抱…マーヤには頑張ってもらっています。

それと、マーヤの両後ろ脚のスネの部分、同じ位置に同じような傷があります。


この傷についてトレーナー仲間に聞いたところ、「たぶん狭いところに長時間閉じ込められていて、ずっと同じ姿勢を取ってなければならなかったせいでできた傷」だと教えてくれました。
立った状態のマーヤを前方から見るとよくわかるのですが、マーヤの脚の形はO脚内股になっています。
これもきっと、立てないくらい狭いところに長期間閉じ込められていたために、そのような脚の形になったのだと思われます。
そのせいか、ウチで預かりを始めてた頃の散歩では脚の運びがとても不自然で、特に下半身が弱っているように見えました。
今は毎日の散歩と足腰を鍛える運動の成果で、きびきびとしっかり歩けるようになって、曲がっていた脚も少し伸びたように感じます。
定期的な散歩や運動、やはり犬にとっては欠かせない必要不可欠なものです。
それ以前に、まったく身動きが取れないような狭い場所に犬を長期間閉じ込めるなんて論外です。

マーヤはとてもおとなしくて攻撃性のまったくないシュナですが、下半身に急に何かが触れるとそこに向けて歯を当てるという行動がありました。
これはたぶん、繁殖屋のところにいるときに、マーヤが自分の身を守るために学習した行動だと思われます。
交尾の際に無理に押さえつけられたとか、事ある毎に棒で叩かれたとか…そういった経験をマーヤはしているのだと思います。
これからはもうマーヤがそんな目に遭うことは絶対にないので、『人の手や何かが下半身に触れても嫌なことは起きない』ということを、マーヤにはトレーニングで学んでもらいました。
年明け直後まではごく稀にそのような行動がありましたが、今はまったくしなくなっているので、二度と同じような怖い思いさえさせなければ、きっとこの行動は消去されるはずです。

マーヤはとても性格の良いシュナです。
いつもマイペースで、吠えることもなく、噛むこともなく、人や犬を怖がることもなく…今までトレーニングでたくさんのシュナ達に会ってきましたが、マーヤはなかなかお目にかかれないタイプのシュナです。
きっとどんなご家庭に家族として迎えられても、問題なく生活していくことができると思います。


体重5キロの小さなマーヤは、ここまでの犬生を苛酷な環境の中で大変な思いをしながら生きてきました。
そのせいで、健康を害してしまい、小さいながらもトラウマを抱えることになってしまいました。
マーヤは今、家庭犬としての生活を始めて、少しずつ体と心の健康を取り戻しつつあります。
このままもうしばらくウチで預かりながらケアを続けて、心身共に万全の準備が整ったところで里親さんの募集を開始させてもらいたいと僕は考えています。
そんなこともあって、マーヤの里親さん募集開始までもう少しお時間を頂くことになるかと思います。
何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

マーヤの皮膚と被毛は本当にひどい状態でしたが、少しずつ良くなってきています。
良くはなってきていますが、そのケアは終わりがないかもしれません。
もしかすると、里親さんに迎えてもらった後も、マーヤのための食事や肌のケア、被毛の手入れなどは、健康な子に比べたら手間や費用がかかるようなことになってしまうかもしれません。
できることなら、そんなマーヤのすべてを気に入って受け入れてくれるご家庭に家族として迎えてもらえれば…と、そんなことを考えながら毎日マーヤとその日が来ることを待っています。
一歩にはたくさんトレーニングを頑張ってもらったのですが、マーヤには基礎トレーニングよりも何よりも、まずは家庭犬としてのんびり過ごすことを体で覚えてもらいたいと考えています。
とは言っても、オスワリ・フセ・マテ・アイコンタクト・呼び戻しは、既にマスターしているのです。
すぐに覚えれくれました。
マーヤもとても賢い子なのです。

そんなマーヤ、これから避妊手術を受けてきます。
幸せに向けて、一歩前進です。
手術によって、健康面で何か良い副次効果が出るといいな…なんて希望も持ちつつ、マーヤを病院へ送り届けました。

『マーヤ、手術頑張ってきます!』

J.Takagi



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2015年12月11日金曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(6)


TSRの預かりっ子マーヤ、少しずつ無理のない程度のトレーニングを始めました。

 『フセマテ覚えたよ。すごい?』

食べ物も人も好き、遊びに対しても積極的・精力的に動くマーヤは、あっという間にフテもマテもオスワリも覚えてしまいました。
推定年齢4歳とマーヤはまだ若いので、これからもたくさんのことを覚えてくれそうです。

保健所の保護から二週間、ウチでの預かり開始から一週間が経過したマーヤ、皆様からの応援とご支援のおかけで、毎日元気に過ごしてすごしています。
TSRを卒業していった一歩くんをお預かりしていたときと同様に、マーヤにもご支援の中からフードを購入させていただきました。


お預かり時の年齢が8歳だった一歩くんにはエマと同じシニア用フードを購入させていただいたのですが、マーヤはまだ4歳で、更に皮膚や毛の状態が極端に悪いということもあったので、検討した結果、ナチュラルハーベストを購入させていただきました。
マーヤもこのフードを気に入ってくれたようで、残さずしっかり食べてくれます。
たくさん食べてたくさん遊んで、そしてたくさん眠って、これからマーヤはどんどん元気で良い子になっていくことでしょう。
本当に将来有望で楽しみなマーヤです。

グッズのお買い上げやご寄付等、保護っ子達を支援してくださる皆様の温かいお気持ちのおかげで、今回もこうしてマーヤにフードを購入させていただくことができました。
いつもTSRを応援してくださり、本当にありがとうございます。
心から感謝しております。

冒頭の画像のとおり、マーヤはフセマテをマスターしました。
そして、オスワリマテもばっちりできるようになっています。

マーヤは元々ちょこちょことよく動き回る子のようで、保護した直後からTSR内でも『じっとしていられないシュナ』と噂になっていました(笑)
それはそれでとてもかわいい姿ではあるのですが…じっとしていられない子は、カメラでの撮影が非常に困難となります。
かわいいわんこは、かわいいまま画像にとってあげたいものです。

そんなわちゃわちゃと動き回る子でも、マテをしっかりマスターさせることができれば、カメラでの撮影がとても楽になります。
かわいい愛犬の画像撮影のためにも、マテはしっかり教えてあげたい基礎トレの一つです。

マテを習得したマーヤ、次はどんなことを憶えてくれるかとても楽しみです。

J.Takagi


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2015年11月24日火曜日

【TSR】 保護シュナ一歩くんお預かり日記(終)


前回の記事でもご報告しましたが、TSRでお預かりしていたミニシュナ一歩くんの新しい家族が決まりました。

そして今日は、正式譲渡の手続きのため、一歩くんと新しい飼い主さんが住む街に再び訪れました。

3週間ぶりに再会した一歩くん。


たくさんの方からそのように言われるのですが、本当に顔つきが穏やかになりました。

しかし…一歩くん、二ヵ月半という決して短くない時間を共に過ごした僕のこと、すっかり忘れていたようです。
新しい飼い主さんかに連れられて玄関から出てきた一歩くん、ふらふらっと僕に近づいてきて脚のにおい嗅ぎを開始。
そこで僕に気付くかな?と思ったら、そのまま別の方向へと歩き出そうとしました。
あれあれっ?っと思った瞬間、ちらっと僕のほうを見て、一瞬固まった後にわっほわっほといつもの大興奮が始まりました。
ちょっと淋しい気もしますが、それだけ新しい家に馴染んできているということ…一歩くんのことを考えると、これはとても喜ばしいことなのだと思います。

そして今日は、譲渡の手続きを行う前に、新しい飼い主さんの許可をいただいて一歩くんを5時間ほどお借りしました。
お借りした一歩くんと何をしたのかというと…

トレーナー仲間の犬連れ交流会に、一歩くんに一緒に参加してもらったのです。


場所は、相模原市役所近くにある『Dog Community わんのわ』。
広い室内ドッグランとカフェがある犬の保育園です。
この店舗の代表も、僕と同じトレーナー養成スクールの出身です。

オープンしてからずっと来たいと思っていたわんのわ、一歩くんと遊びに来ることができました。


室内での犬慣れ練習はミト屋でも経験している一歩くんですが、状況によって起きる一歩くんの他の犬への強い反応に新しい飼い主さんも少し苦労されているということだったので、その確認と効果的な対応方法を見つけ出すため、今日は一歩くんに付き合ってもらいました。


ということで、今回エマは留守番です。
次はエマと遊びに来るということで…

一歩くんの他の犬への反応は、ミト屋のドッグバーのときと大きく変わってはいませんでした。


フリーの状態にしても、周りで何も起きなければ静かにリラックスして過ごしています。
少し離れた場所で他の子が吠えても、基本的には無視できていました。
他の犬とボディコンタクトがあっても、強い反応を起すことはありません。

ただ、誰かに吠えられたり、正面若しくは背後からすごいスピードで犬が走り抜けていったりすると一歩くんの興奮スイッチが入ります。
他の犬と5秒間以上、視線が絡み続けても同じ反応が起きます。
興奮スイッチが入ってしまった犬をそのまま放置したり、更に興奮が高まるような刺激を与えてしまうと、その後に決して良いことは起きません。
できるだけ早く犬を落ち着かせる必要があります。
できれば興奮のスイッチが入る前に、その芽を摘み取ってしまうことが最も望ましい対応ではないかと思います。

一歩くんの場合、目の前に立ちはだかって、体を使って後方に押し下げていけば自然と落ち着いていきます。
ウチでお預かりしてたときは、何度も何度もこの練習を繰り返しました。
預かり開始直後はそれも儘ならないくらい一歩くんの興奮は激しいものでしたが、今ではすーっと後ろに下がっておとなしくなってくれるようになりました。
根気の必要な練習ですが、これから更に練習を積み重ねることによって、一歩くんの他犬への反応は弱まっていくはずです。

ミト屋でできた犬まみれ、わんのわでもできました!


声の指示での停止や呼び戻しに関しては以前よりも精度が上がっているので、こういった場所での犬同士のコミュニケーションにも安心して参加させることができるようになりました。
すべては、一歩くんの犬慣れ練習にお付き合いしてくださった全てのわんこと飼い主さんのおかげ…心から感謝しています。

そして、一歩くんの反応が更に強く出るものといえば…これですね。
テーブルに並べられた人間用の食べ物です。


一歩くん、アリーナの最前列で盛り上がっています(笑)


ということで、人間の食事中は一歩くんにクレートに入っていてもらいました。
人間の食事中の犬のトラブル、結構起きやすいものです。
人間が安心して食事をするためにも、これは必要なことだと思います。


大嫌いで大騒ぎしていたクレートも、今ではその中で落ち着いて過ごすことができるようになりました。
クレートごとクルマに乗せてドライブを始めると、スタートして5分で寝てくれるようになりました。

人間の食事が終わってクレートから出すと…


すぐにアリーナ席に戻ってアンコールを要求♪
一歩くん、何が起きても絶対にめげないという逞しい精神力の持ち主なのです。

そして一歩くん、まだちょっとマテが苦手です。
集合写真を撮っても、後で見てみると一歩くんだけスタンド状態の画像が多数…


ウチにいる間にもう少し待てるようにできればよかったのですが…マテの練習は、これから新しい飼い主さんと頑張ってもらいたいと思っています。

それでも決めるときはビシッっと決めてくれる一歩くん。


本番には強いタイプだと思います。
さすがです。

そして、楽しい交流会はあっという間に終わり、一歩くんは新しい飼い主さんの元へ…
譲渡手続きも無事に終わり、一歩くんは正式にTSRを卒業して新しい道へと進んでいくことになりました。
僕にしてみたら盛大に淋しい気持ちもありますが、一歩くんと新しい飼い主さんにとっては最高の結果になりました。
本当にたくさんの方々に応援してもらった一歩くん、必ず幸せになります。
その幸せはずっとずっと、一歩くんの未来へと続いていくはずです。

一歩くんを応援してくださった皆様、一歩くんの預かり日記を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
一歩くんの預かり日記は、TSR卒業というタイミングの今回で最終回とさせていただきます。
また別の形で一歩くんの近況などをこのブログでご報告できるかもしれませんので、気が向いたとき、思い出したときにちらっとアクセスしてみてください。
本当にありがとうございました。


J.Takagi


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不明な点については、直接僕に聞いてくださっても構いません。
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2015年9月9日水曜日

【TSR】 保護シュナ一歩くんお預かり日記(22)


8月上旬にアズワンで三日間お預かりしたボーダーコリーのレアちゃん。


生後三ヶ月、まだまだかわいい盛りです♪
でも、ウチでお預かりしたときよりも顔がシュっとして、だいぶ大人っぽくなっていました。
これからが楽しみですね!

というわけで!
今日は、レアちゃんの飼い主でもあるドッグトレーナー養成スクールの同期Uさんの店舗兼自宅に、これまたスクールの同期メンバーと遊びに行ってきました。

きれいなプレイルームで…



犬たちとトレーニングを楽しんで…



その後においしいたこ焼きを頂くという…


夢のような時間と場所と食べ物を提供していただきました(*^^*)
本当に幸せです♪

そして、僕以外にドッグトレーナーが4人もいるという贅沢な状況!
このチャンスを逃すわけにはいかない!という事で、参加メンバーの了解をもらって、お預かりしている一歩くんも参加させてもらいました。
もちろん、みんなウェルカム一歩!してくれました。
ありがたいことです<(_ _)>


とは言っても、他の子達よりもでかくてパワフルな一歩は安易にフリーにすることはできないので、レアちゃんとは柵越しの挨拶です。


生後3ヶ月のボーダーパピー、普段の生活の中ではなかなか触れ合う機会はありません。
一歩くん、また貴重な経験を積ませてもらいました。

たくさんのトレーナーと接したりトレーニングをしてもらう一歩くん、これも貴重な経験です。


普段は僕が一歩くんのトレーニングをさせてもらっていますが、こうしてそれぞれのトレーナーの接し方やハンドリングを見せてもらうと、今まで気付かなかった新たな発見があったりして、とても勉強になります。

午後には少し雨が止む時間帯があったので、芝生の庭で遊ばせてもらいました。


レアちゃん、何をしていてもかわいいですね!

という事で、外でのオビに一歩くんも参加させてもらいました。


刺激いっぱいの外での練習、実はとても大切なのです。
外でも練習を重ねておかないと、簡単なはずのオスワリやオテ・オカワリもできなかった…なんてことが起きてしまいます。

いろいろな場所で、いろいろな人と練習することが大切です。


難しいトリックなんてできなくていいのです。
でも、オスワリやフセ、マテ、ツイテは、いつでもどこでも誰とでもできるようにしておきたいですね。
僕は、一歩くんにもそうなってもらいたいと思っています。
そういった意味でも、今日は本当に一歩くんにとって素晴らしい時間になりました!

庭に出た途端、ハイテンションで駆けずり回った一歩くんでしたが…


オビが終わる頃には、ちょっと落ち着きました。
さすがにトレーナーが5人も集まると違いますね!(*^-')b
僕ものんびり、安心していられます♪

こういう集まりなら毎週やりたい!なんて思ったりするのですが、みんなそれぞれ忙しいからなかなかそういうわけにも…
でもまた近いうちに是非やりたいと思っているというか、やります!

そしてうっしー、今回は本当にありがとう!!
またよろしくね♪


そうそう、最近出番が少な目のエマですが、今回もしっかり同行&建もの探訪しています。
人の世界も犬の世界も大御所は出番少な目ってことで(笑)

『うっしーさんのお宅、いかがでしたか?』

J.Takagi


TSR - チーム シュナウザー レスキューでは、随時メンバーを募集しています。
シュナウザーが大好きで、迷えるシュナを一頭でも多く幸せにしてあげたい…そんな思いを少しでもお持ちでしたら、是非TSRに参加してみてください。
TSRには、シュナの一時預かり以外にもいろいろな役割があります。
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不明な点については、僕に直接聞いてくださっても構いません。



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