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2014年9月14日日曜日
【DT006-01】 キャバリアのお仕事
今日は4ヶ月のキャバリアを飼い始めたお宅にカウンセリングでお伺いしました。
キャバリアの正式犬種名は、『キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル』です。
少し長めの名前なので、しっかり暗記して発音練習をしておかないと噛んでしまいそうです(笑)
このキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、ある絵画に描かれている犬と同じ犬が欲しい…というアメリカ人の呼び掛けによって作られた犬です。
所謂『コンパニオンドッグ』に分類される犬種です。
さて…過去の記事で『どの犬も作業のために作られた』と書いたと思うのですが、コンパニオンドッグ(愛玩犬)の作業・仕事はなんでしょうか。
「愛玩犬なんて人に愛想振りまくだけでしょ?」と仰る方もいますが、それがコンパニオンドッグの仕事です。
人間で言うところの『接客業』がコンパニオンドッグの作業・仕事になります。
この記事で書いたセミナーで、藤田りか子さんからのお話しにもありましたが、コンパニオンドッグには『人に慣れやすい・人懐こい』という気質が必要になります。
なので、すべてのコンパニオンドッグはそのような気質・性能を持つように作られています。
ヨーロッパでは、コンパニオンドッグもそのような気質をしっかり保つようにブリーディングが行われています。
コンパニオンドッグにとっては、その『人に慣れやすい』という気質がとても重要な要素となります。
見た目だけかわいらしければそれでいいというわけではありません。
僕はここまでの間、キャバリアと触れ合ったりトレーニングをしたりする機会がほとんどなかったのですが、今日、キャバリアの子と一緒にトレーニングをしてみてこう思いました。
『これはトレーニングしやすい! 楽しい!』
他の犬種の子とのトレーニングが楽しくないという訳ではありません(^_^;
でも、キャバリアは他の犬種の子よりも、こちらが誘導をしなくてもどんどん積極的に人に対して興味を持って向ってきてくれます。
最初は飛び付こうとしたりしますが、こちらと対峙してくれる時間も長いので、「飛びついたらいけない…座ったほうが得だ!」という事もすぐに覚えてくれます。
指示も入りやすいせいかこちらもどんどんノッてきて、トレーニングに熱が入ってしまいます。
『これぞコンパニオンドッグ!』
コンパニオンドッグ達は、『どう振舞えば人間が喜んでくれるのか』をしっかりと理解して、そのように行動しています。
これがコンパニオンドッグに分類される犬たちの魅力であり、持っていないといけない気質です。
これは偶然の産物でも当たり前の事でも簡単な事でもなく、彼らはそうなるようにブリーディングをされているのです。
テリアがネズミを捕らえる能力を生まれ持っているように、ボーダー・コリーが走り回って羊を寄せ集めるる能力を生まれ持っているのと同じように、コンパニオンドッグたちは人間に懐いて喜ばせる能力を持って生まれてくるように作られているのです。
日本のような犬事情の国では、ある意味最も本来の仕事をさせてもらえる犬種なのかもしれません。
コンパニオンドッグを侮ってはいけません。
彼らも立派に仕事を持っていて、その使命を懸命に果たそうとしているのです。
ウチはミニシュナを9年前に迎えたのですが、その時に嫁は最後の最後まで『キャバリアがいいなー』と言っていました。
9年前は嫁が譲ってくれましたが、どうもその時のことをまだ憶えているようで…(^_^;
そんな訳で、いつの日かキャバリアがウチの家族になるかも…しれません。
でも念のため…
コンパニオンドッグなら手が掛からずに楽に飼えるかというと、そんなことはありません。
今回伺ったお宅の飼い主さんも、しっかりとわんちゃんに関する悩みをお持ちです。
トイレやフードに関してお悩みのことがいくつかあったので、効果の出そうな対処法をいくつかアドバイスさせていただきました。
ご家族の皆さんも含めてわんちゃんのしつけついて真剣に考えてくださっているの飼い主さんなので、少しずつでも必ず良くなっていくはずです!
キャバリアという犬は、こんなご家庭にはぴったりの犬だと思います。
次回のトレーニングがとても楽しみです。
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