2014年9月16日火曜日

【DT005-02】 黒シュナとお散歩トレーニング


エマが通っていたパピークラスには、黒のミニシュナ(♀)の同級生がいました。
そのクラスに通っていたシュナは、エマとその子だけでした。
ベリーちゃんというその黒シュナとエマはとても相性が良くて、他の子とは決して体を接触させるような遊びをしなかったエマが、なぜかそのベリーちゃんとだけは上手に遊ぶことができました。
お互いに何か特別な絆のようなものを感じたのかもしれません。
一般的にイメージされやすいシュナの色はソルト&ペパーだと思うですが、「黒もいいなぁ…いつか飼ってみたい」とその時に思いました。

今現在、その夢を実現するに至っていませんが、できればジャイアントでその夢を叶えたいと思っています。


今日、トレーニングで伺ったお宅には2頭のミニチュア・シュナウザーが家族として迎えられています。
二週間前にカウンセリングで伺ったお宅です。
カウンセリングの時は雨天だったためにその行動を確認することができなかったのですが、飼い主さんがお困りなっているのは『8ヶ月の黒シュナ(♀)の他犬への吠え』ということだったので、今日はお散歩に同行させてもらって黒シュナの行動を観察させてもらいました。

「散歩の開始直後は興奮して引っ張る」と飼い主さんから聞いていたのですが、いろいろと試してみたらヒール・ポジションン、ヒール・ウォークをすぐに覚えてくれて、「前に出て引っ張ると散歩が止まってしまう」という事も理解くれました。
これを習慣付けることによって引っ張る行動は改善されるはずなので、飼い主さんに散歩中と家の中でその練習をしてもらうようにアドバイスさせてもらいました。

そして、肝心の『他犬への吠え行動』です。
10メートルくらい離れた場所いにいる犬を見つけると犬に対しての反応(軽い吠え)が始まりますが、おやつ等を使えば人間に集中させることができました。
ただ、他犬との距離が3メートルくらいになると、吠え方が少し激しくなり人に集中させることが難しくなりました。
狭い道路での散歩中に他犬と擦れ違う場合は少しコントロールが難しくなりそうなので、飼い主さんにはその方法をお伝えして、頑張ってトレーニングを続けてもらえるようにお願いしました。

この黒シュナの子の場合、他犬への吠えは攻撃的なものではなく、「興味があって近付きたい」という気持ちで吠えているようでした。
実際に飼い主さんからも、「わんちゃんに近付いてしまえば吠えないで挨拶できる」というお話しを聞いているので、「早く近付きたい!」という強い気持ちが吠えに繋がってしまっているようです。
これも習慣付けが大切になることなので、飼い主さんには「落ち着くまでは他の犬に近づけない」練習をしてもらうようにとアドバイスさせてもらいました。

まだ8ヶ月でとても賢くすぐにいろいろと覚えてくれる子なので、トレーニングを続ければ確実に成果が出てくるはずです。


以前の記事で、シュナは咬むとか吠えるとかいろいろ書いてしまいましたが、基本的にミニシュナは賢くて何でも覚えてくれます。
そして、吠えるとは言っても、状況が安定すると吠えるを止めて必ず静かになる瞬間があります。
なので、必ず褒める瞬間があります。
これはシュナに限ったことではありませんが、興奮しやすい子は何かできたときやいたずらしたときに声を掛けるのではなく、何もしていないときに『いい子だね』と声を掛けてあげることが大切だと思います。
それによって、「何もしていないことが良いこと」だと、犬は学習してくれます。


本当にミニチュア・シュナウザーは素晴らしい犬です。
「一緒に苦労してみたい」と心から思えて絶対に前言撤回しない方には、是非迎えてもらいたいと思います。
一緒に苦労して苦労して5年経った時、「ああ、やっぱりシュナでよかったな…」ってきっとそう思えるはずです。

あっと…ミニシュナはいろいろ覚え始めると、先回り行動を連発するので十分にお気をつけください(笑)


ブログランキング・にほんブログ村へ

0 件のコメント: