2009年3月2日月曜日

シュナと暮らすなら


◆噛んでも叩かないで
 ミニシュナはねずみ取りをするために作られた犬。
 今はねずみを退治するシュナなんていないと思いますが、
 現代のシュナもネズミ捕りの血をしっかりと引き継いでいます。
 噛むことが悪いことだなんて、これっぽっちも思っていません。
 噛むことは仕事、生き甲斐だと思ってるはずです。
 だから、絶対に叩いたりしないで、
 噛んでいい物、噛んではいけない物を
 時間を掛けて教えてあげてください。
 噛んでもいい物を使って一緒に遊んであげると、
 シュナはとても喜びます。

◆掘っても怒らないで
 シュナは眠くなったとき、
 お気に入りの場所を前足で掘って、
 そこに眠ることがあります。
 そのお気に入りの場所は、
 ソファかもしれないし、畳の上かもしれません。
 冬場の寒いときには、
 日の当たる暖かい場所はどこでも構わず掘るかもしれません。
 掘る場所がどこであっても、
 人間にとっては都合の悪い場所であることが多いはずです。
 でも、その行動を叱ったりしないでください。
 それはシュナの習性です。
 それを許せないのであれば、シュナと暮らすのは諦めましょう。
 でも、時間をかけて教えれば、
 掘っていい場所といけない場所をちゃんと覚えてくれます。

◆たくさん一緒に遊んで

 甘えん坊のシュナは、
 一人で遊ぶよりも大好きな飼い主さんと一緒に遊ぶことを好みます。
 飼い主の指示で行動して、
 その行動をたくさん褒めてもらうことに喜びを感じます。
 だから、いろんなトリックも簡単に覚えます。
 ぬいぐるみを与えておけば満足してくれるような犬ではありません。
 できるだけ一緒に遊んであげてください。
 趣味の1つや2つは捨てる覚悟で。
 それができないのなら、
 シュナのぬいぐるみを買ってください。



「シュナウザーってどんな犬?」
とか「シュナウザーって飼いやすい?」
なんてことをよく聞かれるので、ちょっと書いてみました。
個体差は当然ありますが、いろんなシュナの飼い主さんに聞いてみても、
エマ同様、上記のような行動が見られるようです。
本などを見ると、「シュナウザーは飼いやすい」
なんて書かれていることが多いんですが、
決して飼いやすいなんてことはありません。
動物だから、やっぱりそれなり手は掛かりますし、
少なくない自分の時間を犬の世話に割くことになります。

シュナに限らず、犬に限らず、
生き物はみんな感情があります。
一生懸命生きようとします。
動物を飼うときは、

その動物がどんな生き物なのかをちゃんと調べて、
彼らの一生を背負うことができるのかどうか
よく考えてから飼ってほしいと思います。
その動物の習性をまったく調べないうちに飼い始めて、
「こんなはずじゃなかった。。。」
なんて言い出す無責任な飼い主も相変わらずいるようですが、
それを言いたいのはきっと動物たちのほうだと思います。

どうか悲しい思いをする動物がいなくなりますように。
早く無責任な飼い主が絶滅しますように。

0 件のコメント: