2006年11月30日木曜日

「超浦和主義。」


本日発売のNumber 667(J.League Final 2006)は、「超浦和主義。」という浦和レッズの大特集が組まれています。
浦和レッズを応援するみんな、決戦を週末に控えた今、Numberを読んでそのときを待ちましょう!
カバーはイケメン啓太です。啓太ファンの方もお買い忘れのないように!!

最終節で1位と2位の直接対決、しかも(レッズが有利だけど)両チームに優勝の可能性があるということで、ここ一週間は、普段Jリーグに関心を持たない人達にも注目してもらえているようです。
これはとても良いことだと思うのです。
間違いなく国内のトップリーグなのですから、たくさんの人達に見てもらいたいのです。
ただ…何日か前に、友人にこんなことを言われました。
「ガンバが3-0で勝てばいいのにね。」
要するに、「レッズが優勝できなきゃいいのにね。」と言っているわけです。
その友人、代表やUEFAのチームの試合は熱心に観てるんですけど、「Jなんてレベルひくぅ!」という感じで、Jの試合はスタジアムどころかテレビでも観ていないんです。
まぁ、そういう人の言っていることだから、私も気にしなけりゃいいんですけどね。
応援するレッズをそんな風に言われたら黙っていられるわけもなく、「Jリーグ見ない奴にJリーグ語る資格ねぇよ。当分の間、俺に連絡してくるなよ。」と言ってしまいました…(^^;
その友人がサッカーを見るようになったのはドイツWC前後からなので、つい最近からのサッカーファンなのです。
だから、少ない知識の中からだけど、サッカーについてはいろいろ教えてあげたつもりでした。
その中には、「自分の好きなチームを直向きに応援すること。他所様のチームの罵倒はNG。」、「日本人なんだから、Jリーグもちゃんと観てね。」というのもあったんですけどね、両方とも華麗にスルーされたようです(笑)
その友人はレッズが気に入らないのか、「良い選手が揃ってんだから強くて当たり前。」、「お金あるから何でもありだよね。」
、「長谷部って何でいつも代表呼ばれてんの?」などなど…
その度、笑ってごまかしてたんですけど、今回ばかりは勘弁できませんでしたね。

弱いとリーグのお荷物と言われ、強くなったら金満チーム(今の代表監督も過去にそんな発言してましたね)と僻まれ… ほんと一体なんだかなぁ…という感じです。
レッズだって何もしないで何となくこういうチームになったわけではないのです。
チーム、親会社、サポーターやファン、地元の人達の熱意と努力があって、今のレッズがあるのです。
今でこそ強豪チームの代名詞のように言われているレッズですけど、J開幕から数年間はいつも最下位争いの常連でした。
レッズに入りたいなんて選手も当然いなくて、ヴェルディの菊原をやっとこさレンタルで獲得という感じでした。
頭を抱えるくらい情けない試合もたくさんあったし…
杉 山はいつもファールスロー取られてたなぁ…とか、ちゃんとチケット持ってるのに、大宮サッカー場は時間ぎりぎりに行くと金網に登らないとピッチが見えな かったなぁ…とか、ボリの天井に突き刺さるPKはすごかったなぁ…とか、降格したときは目の前が真っ暗になったなぁ…とか、J1復帰を決めた鳥栖戦の土橋 のVゴールは今でも俺の中のベストゴールだなぁ…とか…とにかくいろんなことがありました。
これはすべてのチームに言えることですけど、いろいろな過去があったからこそ今のチームがあるのです。
Jリーグそのものについても同じことが言えます。
1年や2年でできたものじゃない。日本のサッカーは歴史が浅いと言われるけど、それでもプロリーグが立ち上がってから10年以上の月日が経過しているのです。
新しくサッカーを好きになった人達が当時の出来事を実体験することは不可能だけど、ネットや本で歴史を遡ることはできると思うのです。
サッカーでも音楽でもそうなんですけど、最近はそういったことをする人が減ったなぁ…と思います。
好きなものの歴史を辿っていってみると、予想できなかった事実を知ることができたり、思いもよらなかった素晴らしいものに出会うことができます。
嫌いだと思っていたものに対しても、敬意の念を抱くことができるかもしれません。
過去がなければ今はありません。新しいファンには、ぜひそういったこともしてもらいたいです。

しかし、今回の一言はほんとに腹が立った。
まぁ、昔の嬉しかったことや悔しかったこと、懐かしい思い出をいろいろ思い出せたからいいけどね(笑)
それをすべてパワーに変えて、土曜日は精一杯レッズを応援しようと思う。
2年前のCSの時よりもすごい応援してやる!!
頑張れ、レッズ!!

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