2013年9月20日金曜日

Ω シーマスターがオーバーホールを終えて帰宅


6月中旬頃、オーバーホールに出したオメガの〔シーマスター〕がやっと帰ってきた。




機械式時計の修理、オーバーホールを請け負っている会社はたくさんあるけど、今回はカナルクラブという会社にメンテナンスをお願いした。


このシーマスターを買ったのは2003年の夏頃のこと。
『そんなに高級な物でなくても良いから、一生使えるオートマチックの時計が欲しい。』
と思い、この時計を購入した。
家電量販店に行けば並行輸入品の安いものが売っているけど、せっかく買うのなら正規品が欲しかったので、それなりの時計店でそれなりの金額を支払って購入した。
ただ、僕が購入したときにはもう既にこのモデルは型落ちになっていたので、だいぶ安く買うことができた。

それから10年……
本来であれば、機械式の時計は3~4年に一度はオーバーホールしないといけないのだけど、ついついタイミングを逃してしまい、一度もメンテナンスに出さないまま10年という月日が経過してしまった。
10年もオーバーホールしない状態で使い続けていたけど、このシーマスターは針が止まったり遅れたりすることなく時を刻み続けてくれた。
ただ、中がどうなっているのかは……正直かなり心配だった。
油が切れたり、部品の磨耗がありえないくらい激しかったり…
恐る恐る時計をカナルクラブに郵送して見積もりしてもらったところ……
何のことはない、
『2万ちょっとでオーバーホールできます。』
との回答をもらったので、メンテナンス作業をお願いすることにした。
今回、メンテ料として5万くらい覚悟していたのでラッキーだった。
ただ、メンテナンスに必要な部品の中には海外から取り寄せないといけないものもあるので、3ヶ月ほど時間をもらいたいと言われた。
結構時間掛かるなぁ……とは思ったけど、特に急ぎでもないのでそのまま作業をお願いした。




帰ってきたシーマスター。
久しぶりの感触。




やっぱりこういう機械物っていいね。

ところで…僕はこういう時計を持っていながら恥ずかしい話なんだけれど、
『一度止まってしまったオートマチックの時計はリューズでゼンマイを巻かないと精度が低くなる。』
ということを今日初めて知った。
オートマチックの時計は、ゼンマイが全巻きの状態になっているときだけ精度が良くなるように作られているそうだ。
時計にはそこまで詳しくなくて……
これからは、なるべく針が止まらないように使おう。


これが修理の明細。


安く上がってよかった。


で、交換された古い部品も送られてきたけど……


これは要りません(笑)


機械式の時計の針の動きとか重みって心地良いね。



次のメンテナンスは、きっちり3年後に出そう。
気に入っているものは長く使いたいものね。





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