2016年2月6日土曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(18)


マーヤ、今日は病院に行ってきました。

『セカンドオピニオンしてきたよ。すごい?』


マーヤの体には、TSRで保護する前から気になっていた点が一つありました。
行政の施設収容時に撮影されたマーヤの画像には、首の下辺りに大きな膨らみがありました。
その画像では腫瘍のように見えたのですが、実際にマーヤを保護した後に確認・検査をしてみたところ、それは脂肪による膨らみであるということがわかりました。

この脂肪はそのままにしておいても命に関わることはないと診断されたので、とりあえず様子見ということで今日までそのままにしてありました。
何も問題がなければ切除せずそのままでも良いかと、そう考えた時期もありました。


でも、どうもマーヤはこの部分を気にしているようで…執拗に後ろ足でこの膨らみの辺りを掻き続けます。
そのせいでこの部分の毛は抜けて、皮膚は固くなって血が滲んだ状態になってしまい、なかなか改善の兆しが見えてきません。
もしマーヤがこの膨らみを気にしているのなら、手術で切除したほうが良いのではないか…そう考えるようになって、通っている動物病院の先生に相談してみました。
が、先生からは、「これは切る必要がないから、手術はしません」と一言…

ただ、僕自身はどうしてもこの脂肪が気になって仕方なかったので、セカンドオピニオンを求めてTSRのメンバーさんが紹介してくれた動物病院でも検査と診察をお願いすることにしました。
ウチでの預かり開始から二ヶ月が経過していうということもあるので、血液検査と尿検査もお願いすることにしました。

結論から言ってしまうと、この脂肪、今日診察してもらった先生からも「切る必要はないです」と診断されました。
この膨らみ、今はもう皮膚の弛みでしかないらしく、麻酔をかけて手術するというリスクを冒してまで切除する必要はないとのこと。
「切って切れないことはないけれど、これを取らないと里親が見つからないとか、そういったことがないのであれば、そのままにしておいたほうが良いです」と、先生から説明がありました。
それよりも、炎症を起して熱を持っている皮膚を治すことが先決とのことだったので、脂肪が入っていた首の下の弛みを手術で切除することは止めにしました。
このままのマーヤを気に入って受け入れてくれるご家族は必ずいるはず!
それに懸けることにしました。

尿検査と血液検査の結果からは、大きな問題や病的所見は見られなかったとのことで、こちらも一安心。
ただ、尿には血液とタンパクが混じっていて、赤血球の数と濃度が基準値よりも低く貧血気味とのこと。
すぐに大きな問題が出ることはなけれども、これに関してもケアをしていく必要がありそうです。

苛酷な環境で満足な栄養も与えられずに何年も生活してきたと思われるマーヤ、小さな体で最低限の健康はしっかりとキープしてきてくれました。
これからは間違いなく体調は上り調子になっていくはずです。
一日も早く里親募集を開始することができるように、僕もしっかりとマーヤの健康を管理していきます。

ちょっと窮屈だとは思うのですが…


胸と前脚の踵を掻き毟る後ろ足にはオレンジソックスを…

そして、足先の啄み防止のために首にはエリカラを…

『これ、ブルーバックっていうんだよね?』

いいえ、違います…


J.Takagi



TSR - チーム シュナウザー レスキューでは、随時メンバーを募集しています。
シュナウザーが大好きで、迷えるシュナを一頭でも多く幸せにしてあげたい…そんな思いを持ったメンバーがTSRに集まって、日々シュナの幸せのために活動しています。
TSRの活動内容には、シュナの一時預かり以外にもいろいろな役割がありますので、もしTSRに少しでも興味をお持ちいただけたら気軽にこちらからお問合せください。
是非TSRにご参加ください!


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ

0 件のコメント: