2015年9月13日日曜日

【TSR】 保護シュナ一歩くんお預かり日記(24)


毎度おなじみジャックラッセルテリアのフィービーちゃん。


今日はフィービーちゃんがデイ預かりで遊びに来てくれました。

ということで、フィービーちゃん到着後、早速みんなで一緒に散歩に出掛けました。


ここのところ天気の悪い日が多かったのですが、今日は一日何とか天気も持ってくれました。

何度も会っているエマとフィービーちゃんは、いつもどおり並んで散歩を楽しみます。


この二頭の散歩はとても楽チンです。
ただ、フィービーちゃんがエマの悪いところを真似しないように気をつける必要がありますが…
同じペースで並んで歩いてくれるので、一人で二頭引きしてもほとんど苦労はありません。

しかし! 今日は一歩くんも一緒。
一歩くん、相変わらずフィービーちゃんに向かって突撃しようとします。
そして、フィービーちゃんのお得意の…

 『フィービー犬拳奥義! 特に何も…』
が炸裂します!

さすが犬付き合いな上手のフィービーちゃん!
完璧なボディランゲージで一歩くんを宥めます。
ちなみに、一歩くん8歳、フィービーちゃん10ヶ月です。


パピーの頃からたくさんのわんこたちと触れ合っているフィービーちゃんは、たくさんのボディランゲージを学んで理解しているので、自分自身でもそれを使って他の犬とコミュニケーションを取ることができます。

しかし、今の一歩くんは、フィービーちゃんと同じようにボディランゲージで他の犬とコミュニケーションを取ることはできません。
なぜなら、8年半の犬生で、一歩くんは犬のボディランゲージを学ぶ機会がなかったから…なので、フィービーちゃんのボディランゲージを理解できない一歩くんのリードを緩めると、間違いなくフィービーちゃんに突撃という事になります。

オスワリ、フセ、マテ、ツイテ等の基礎トレーニングは、人間と犬との間のコミュニケーションなので、人が犬に教えてあげることができます。
でも、犬同士のコミュニケーションを人間が完璧に教えてあげることは、残念ながらできません。
一歩くんのように8歳という年齢になってしまっていると、更にそれは難しいものになります。

そんな一歩くんのような犬に人間がしてあげられることは、少しずつ少しずつ他の犬に慣らしてあげることです。
他の犬とじゃれ合って遊べるようになる必要はないと、僕は考えています。
でも、他の犬とすれ違っても、他の犬が近くにいても、他の犬が近くで何をしていても落ち着いていられるようにすることは、とても大切なことだと思います。

そんな訳で、夜の散歩ではフィービーちゃんに協力してもらって、公園で一歩くんの犬慣れトレーニングをしてみました。
とても時間のかかるトレーニングですが、このトレーニング後、一歩くんはフィービーちゃんが近くにいても飛び出したりせずに落ち着いていられるようになってきました。
一日一緒に同じ部屋で過ごしたことも、その落ち着いた行動に繋がっていると思います。

何かに慣らすトレーニングは、地道に毎日繰り返すことが大切です。
ウチにいる間は、ずっとこの犬慣れトレーニングを一歩くんに続けてもらおうと思っています。
そして、できることなら、新しい飼い主さんの元でもこのトレーニングを続けてもらいたいと思っています。
続けていけば、必ず良くなるのです!


夜の公園で…
深海の底にいるような不思議な画像が撮れました。

J.Takagi


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