2014年12月7日日曜日

【DT006-03】 キャバリアさんと更にお散歩トレーニング


お約束ということで…

キャバリア・キングチャールズ・スパニエル!!

はい、もう完璧に覚えましたし、絶対に噛まずに言えるようになりました!
しつこいので、今回で最後にします…すみません<(_ _)>


ということで、またまたキャバリアのRくんのお宅に伺って、一緒にトレーニングを楽しんできました。

Rくんはもうすぐ7ヶ月になります。
9月に会ったときに比べると、表情がだいぶ大人っぽくなってきました。


Rくん、表情が大人っぽくなってきただけでなく、その行動にも大きな変化が…
飼い主さんのお話によると…なんと、室内でのおしっこの失敗がなくなったそうです!
前回のトレーニングで伺った時、Rくんは二回おしっこをしたのですが、二回ともしっかりトイレトレーで排泄できていました。
なので、必ず近いうちに失敗せずにトイレでおしっこができるようになると思っていましたが、これは本当に嬉しいRくんの成長の証です。
トレーでおしっこできた時にRくんをしっかり褒め続けた飼い主さんの努力の賜物です。
素晴らしいですね!!

そして、前回伺ったときに比べると、家の中で過ごすRくんの行動にだいぶ落ち着きが出てきたように感じました。
飼い主さんには、「いたずらしたときに叱るよりも、おとなしくしている時に褒めてあげてください」とお願いしていたのですが、これをしっかりと続けてくださっていたようです。
飼い主さんの愛情で、Rくんはどんどん良い子に成長していっています。
これからが本当に楽しみです!

犬の行動は、人間の行動に依ってまったく違ったものになっていきます。
コンパニオンドッグであるキャバリアは、人間に対してとてもフレンドリーな犬種です。
それが故に、人間が好き過ぎて、落ち着きなく動き回ったり飛び付いたり甘噛みしたり…という子も少なくありません。
そんな時に、人間が犬の動きに合わせて動き回ってしまったり、大声を上げて叱ってしまったりすると、犬の興奮を更に引き上げてしまうことになります。
『無視』という表現をすると冷たく感じますが、犬が落ち着きを失っている時には、目も見ず、声も掛けず、触ることもせず、犬を相手にしないようにして、落ち着くのを待ちます。
そして、犬が落ち着いたところで、犬を褒めてご褒美をあげます。
それを繰り返すことによって、犬は「静かにすると飼い主さんが褒めてくれる!」ということを理解して、落ち着いて過ごすことを覚えていきます。
これは陽性強化だけで確実に犬に教えることができる行動で、キャバリアのような犬種にはうってつけのトレーニングです。


そして、Rくんもお散歩練習の真っ最中。
ヒールウォークは基本中の基本と言われますが、本当に難しい項目でもあります。
でも、飼い主さんとわんちゃんが楽しく安全にお散歩をするためにも、是非ともマスターしておきたい項目です。
犬が先へ先へと進もうとするために起きる前方への引っ張り、犬がにおい嗅ぎをしようとするために起きる下方への引っ張り、どちらの引っ張りも人間がリードで引き戻そうとすると、更なる犬の引っ張りを誘発します。
そして、どちらの引っ張りも、何かしらの事故に繋がる可能性を含んだ行動になります。
しっかりヒールウォークできるようになるまでは、地道な練習が必要になり時間もかかりますが、それに時間と手間を費やすだけの価値があるものです。
飼い主さんにはいくつかの練習方法をお伝えして、今後も続けてくださるようにとアドバイスさせていただきました。


トレーニングの後、飼い主さんと少しお話をさせていただきました。
飼い主さんとのお話しの中で、「Rを家に迎えてから、家族で犬について話す機会が増えたんです」ということをお聞きしました。
Rくんへの思いや日本に住む犬たちを取り巻く環境のこと、家族の皆さんのそれぞれの考えを話すようになったとのことです。
Rくんの飼い主さんは、以前にも犬を飼っていたそうですが、「犬が何かをできるようになって、こんなに嬉しいと思ったのは初めてです」という事もお話ししてくださいました。
飼い主さんご家族の犬への愛情、そしてRくんへ強い愛情を感じて、お話を聞きながらとても嬉しく思いました。
Rくんの飼い主さんご家族のような家族が日本中に増えてほしい、そして、それを実現するために、犬の素晴らしさを多くの方に伝えていきたい…改めてその思いを強くしました。


家族に愛されて成長していくRくん、きっと毎日幸せを感じているはずです。



今日は僕もたくさんの幸せを分けていただきました。
そして、飼い主さんとRくんからたくさんの大切なことを教えていただきました。
次回、更に成長したRくんに会う日が本当に楽しみです。


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