2009年4月1日水曜日

車酔いをぶっ飛ばせ!


春です!
ワンコを連れて、クルマで遠出するのによい季節になりました。
でも、クルマ酔いしてしまうワンにしてみたら、きっとクルマでの移動は憂鬱以外の何物でもないと思います。
飼い主も、運転に気を使って神経すり減らすことになるし、酔ってしまったワンの介抱で大変だったりするし。。。

エマも以前はものすごく車に弱い子でした。
乗車15分後には、ゲ~ってしていました。
もう死んでしまうのではないか?という勢いで吐いていました。
エマもクルマでの移動がすっかり嫌いになってしまい、クルマでの外出を察知すると、地面に這いつくばって乗車拒否するようになってしまいました。

犬の飼育本や飼育に関するサイトを見ると、
「犬を車の中で自由にさせておくと酔いやすくなるから、クレート等に入れて犬の動きを制限した方が良い。」
なんてよく書かれています。
だから、ウチもそうしていました。
どんなにエマが酔っても、慣れれば車酔いもなくなるだろう。。。とクレートでの移動を続けていました。
でも、クルマで移動しているときのクレート内のエマを観察してみると。。。
普段はクレートが大好きでクレートの中で寝たり休んだりするエマが、ずーっとクレートの中で立っているのです。
落ち着かないのか、ずっと直立不動。
クルマがちょっとでも揺れるとエマも前後左右によろけて、最終的に気持ちが悪くなってしまうようなのです。
そんなエマを見て、
「う~ん。。。このままで本当にいいのかいな。。。」
と、ずっと悩んでいました。

3年前の5月、弟の結婚式のために軽井沢までクルマで行くことになりました。
エマをペットホテルに預けて置いていくことも考えたのですが、せっかくの軽井沢だからエマも連れて行きたい!ということで、軽井沢には犬OKの宿を予約しました。
でも、問題はエマのクルマ酔い。
草加から北千住に行く間に酔ってしまうエマが、軽井沢までクルマ酔いしないでいられる訳がありません。
そして、僕とかみさんは考え抜いた末に、賭けに出る(大袈裟。。。)ことにしました。
その賭けとは、
『クレートを使わずに、エマを助手席に乗せる。』
というものでした。
「クレートに入れると駄目になるんだから、クレートに入れなければいいじゃん。」
という単純な発想でした。
余計にひどくなったらどうしよう。。。という不安もありましたが、駄目なことを続けるよりも可能性に賭けてみようということになりました。

ちょっと気になったのは、道中エマをずっと抱いていくかみさんの負担と、かみさんの足の上という不安定な場所にずっといなければならないエマの状況でした。
ということで、かみさんとエマの負担を少しでも軽減しようと思い、軽井沢に行く前に補助ツールとしてボード状のクッションを購入しました。



かみさんの足の上にボードを置いて、エマはその上に乗せて行くという作戦です。
こんな感じで。。。



で。。。あんまり長くなると読む気も失せてしまうと思うので、結果を。
軽井沢旅行の往路・復路、共にエマは一度も吐きませんでした!
クレートから出して正解でした。
助手席でのエマはとても楽しそうで、窓から外を眺めたり、ボードの上で丸まって眠ったりしていました。
車の中でおやつも普通に食べていました。
ちょっと危ないかな。。。と思ったら、すぐに窓を開けて外の空気に触れさせたり、休憩して外を歩かせたりしましたが、復路では休憩も2回だけで済みました。
(疲れたせいか、ずっと社中で寝ていました。)

今思えば、ずっとクレートに拘っていた僕がアホだったんですけど、本などに書かれたことの逆をやるのはなかなか勇気が必要になるわけで。。。
でも、この一件で僕は自信を持つことができて、
「本に書いてあることをそのままやれば良いってわけじゃない。自分たちにあったやり方を見つければいいんだ。」
と考えられるようになりました。
一口に犬と言っても、性格も好みも体もみんな違うわけですから、一冊の本なんかにすべてを書き切れる訳がないんですね。
もっと早く気が付くべきでした。

で、最近のエマの乗車スタイルなんですが。。。




いつもこうしている訳ではありませんが、舎人公園からの帰りなどはスリングの中に入れたまま、クルマに乗せちゃってます。
クルマを乗せる前に、足を拭いたりしなくて済むし。。。
まぁ、これはちょっと危ないんでお勧めしませんが。。。
それぞれのワンちゃんに合ったスタイルで、ドライブを楽しめると良いですね。

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