2009年2月25日水曜日

行動パターン


我が家は、
僕とかみさん+エマという家族構成。子供もいなくて、犬もエマ1頭だけという環境のせいもあると思うが、
エマはその場その場の状況によって
僕とかみさんをうまく使い分けているようだ。
たとえば、
 ・眠りたいとき
 ・具合が悪いとき
は、かみさんのところに行き、
 ・朝、目が覚めたとき
 ・遊んでほしいとき
 ・散歩に行きたいとき
は、僕のところにやってくる。
僕とかみさんのどちらかが不在の場合はその限りではないが、
二人とも揃って家にいるときは例外なくエマはそのように行動する。
それらのエマの行動パターンは、、
3年半の経験の積み重ねによって定着したものだ。
常に自分にとって最善の選択肢をチョイスしてきた結果なのだと思う。

犬の行動は、その行動によって得られた結果が、
自分にとって得だったのか損だったのかによって決まってくるそうだ。
要は、その結果に味を占めるか、懲りるか、
そのどちらかしかない。
『眠るときは安心して眠りたい。』
『遊びや散歩は楽しい方が良い。』

犬は当然そう考えるだろう。
したがってエマは、
 ・かみさんと寝た方が安眠できる。
 ・僕と遊んだ方が楽しい。
と考えていることになる。
裏を返すと、
 ・僕と一緒に寝ると安眠できない。
 ・かみさんと一緒に散歩に行ってもあんまり楽しくない。
と、エマは考えていることになる。
僕は寝相が悪くて、一緒に寝ているエマを蹴飛ばしてしまうことがある。
かみさんは散歩中はちょっと厳しくて、あまり自由な時間を与えてあげない。
どっちと寝たほうが良いか、
どっちと散歩に行った方が良いか、
エマがどちらを選ぶのかは考えなくてもわかる。

噛み癖直しやトイレといった意識的に行うしつけとは違って、
こういった犬の行動パターンは直すことができない。
なぜなら、僕やかみさんの行動を観察した上で、
エマがどう行動するかを決めているからだ。
もしそのエマの行動パターンを変えさせたいのなら、
まず飼い主たちが自分の行動を変える必要がある。
犬は話すことができないだけに、人間の行動をじっくりと観察している。
だから、あまり変なことはできない(笑)
でも、今のエマの行動パターンを見ていると、
本当に家族のようだな。。。とちょっと嬉しくなる。
そして、これが犬と一緒に暮らす醍醐味のひとつなのかな。。。
と最近思うようになった。

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