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2009年4月15日水曜日
くだらん。。。
今日、テレビでニュースを見ていたら、国税局が1,800万も使ってドラマを作ったというニュースが流れた。
どうでもいいくだらないニュースだけど、去年9月の事件以来、僕は【国税局】というキーワードに敏感に反応してしまう。
『納税者に自分たちの仕事ぶりを知ってもらいたい。』
と国税局は言っているらしいが、納税者の立場としては、
『血税を溝に捨てるような真似はやめてもらいたい。』
と言いたい。
そんなの、「マルサの女」を見たから知っている。
国税局は、
『これで悪質な脱税者がいなくなればいいと思う。』
とものたまっているようだが、こんなもので脱税がなくなるのなら、「マルサの女」が公開された時点で脱税するやつはいなくなっているはずだ。
役所のやることって、本当にズレている。
まぁ、自分の懐を痛めることもないから感覚がおかしいのだろう。
こんな出来の悪いドラマを作っている暇があるなら、悪質になる寸前の納税者を救ってやれ。
悪質な納税者になるまで泳がせておいて、悪質と判断できるボーダーを越えたら差し押さえ。
そんなやり方自体が悪質だ。
僕が去年9月まで所属していた会社だって、きっと救えたはずだ。
確かに社長は税金を滞納していた。
でも、会社としては売上だってあったんだから救い様はあったはずだ。
売掛を全部差し押さえるとは何事だ。
しかも、今は取引していない客先にまで行きやがった。
非常識にもほどがある。
間違いなく一番悪いのは、税を滞納していた社長だ。
国税局が出てくるくらいだから、かなり悪質な滞納者と判断されたのだろう。
その企業が何かしらの指導を受けるのは仕方がない。
ただ問題なのは、その企業に在籍している社員たちの生活を、国税局はまったく考慮していないということだ。
税の滞納で差し押さえを食らった企業に在籍していた社員たちが、翌日から路頭に迷おうが自殺しようが、そんなことは国税局にとってはどうでもいいのだろう。
その証拠に、前の会社に国税局の特別徴収官とやらがやって来たとき、
「うちの会社、なんかやったんですか?」
と聞いたら、
「社長には全部言ってありますから。。。」
の一点張りで、まともな回答を何一つくれなかったのだから。
僕たち社員は、差し押さえ当日まで何も知らず、何の準備も出来なかったのだ。
そんな態度、人としてありえないと思う。
まぁ、それが国税局なんだろうな。。。
でも、国税局には感謝している。
税の滞納でどうしようもなくなっている会社をたった一日で潰してくれて、そのおかげで僕たちは新しい真っ当な会社を作ることができたのだから。
本当に皮肉なもんだね。
この不景気なご時勢、税金のせいで僕らと同じような経験をしなければならない人もたくさんいると思う。
僕たちだって例外ではない。
何しろ、企業は利益の半分近くを税金で持っていかれてしまうのだから。
税金の滞納は経営層が隠していることが多いから気をつけようもないのだけれど、経営層に近い人たちは常に注意を払い続ける必要があると思う。
BSやPLの開示を頑なに拒むような経営者は、やっぱり怪しいと思う。
この不景気を乗り切るためには、企業に課している税を軽減することが一番良い方法だと思う。
そうすれば、リストラや派遣切りも減らすことができるはずだ。
こんなに景気の悪い状態が続いているのに、相変わらず役所は企業の見方にはなってくれていない。
税金が無限に湧いて出ると勘違いしている人達は本当に怖い。
いい加減にその考えから脱しない限り、景気は回復しないと思う。
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