2015年2月7日土曜日

『食』の大切さを学ぶ


今日は、赤坂にあるラウンジ『T-TIME』で犬関連のセミナーを受講してきました。
犬のセミナーでもなければ、僕がこんな洒落た場所に来る事もありません(笑)

今日のセミナーのテーマは、犬のフードや手作り食について。

僕は、ドッグトレーナーになるための勉強を始めてからいろいろなセミナーへ参加させてもらっていますが、犬の食に関するセミナーへの参加は今回が初めてでした。
犬のフードや手作り食のセミナーに興味がなかったわけではないのですが、参加してみたいと思える食関連のセミナーをにはなかなか出会えず…
でも、今回のセミナーが開催されることを知ったときには、他の予定をキャンセルしてでも絶対に参加しようと思いました。
そこまでしてセミナーに参加したいと思う理由はいくつかありましたが、一番大きな理由は、今回のセミナーの講師が京子アルシャーさんだったということです。
京子アルシャーさんは、ドイツ在住の予防医学の獣医師です。
僕が毎日一緒に生活しているミニチュア・シュナウザーのエマはドイツ原産(現在日本にいるミニシュナのほとんどはアメリカを経由した血統ですが…)の犬なので、本場ドイツの犬の食生活や、ドイツの飼い主さんと犬の生活の様子を、このセミナーで是非聞いてみたいと思ったのです。
京子アルシャーさんのお話を国内で聞く事ができるチャンスは滅多にありません。
そして、セミナーの申込時に、『セミナーで取り上げてもらいたい内容・質問したいこと』のリクエストも受け付けてもらえるとのことだったので、エマが患っている心臓の病気の予防・改善ができる食事療法に関する質問を添えて、セミナー申込のメールを送りました。

受講に予想していたとおり、このセミナーで京子アルシャーさんから聞くドイツの犬事情、食に関する話は、すべてが自分のためになるものばかりでした。
犬先進国ドイツの犬を取り巻く環境は、話を聞きながら本当に羨ましいと思いました。
ドイツからは何年も何十年も…もしかすると百年単位で後れを取っているかもしれない日本では、それをそのまま真似をしようとしても不可能なことがほとんど。
でも、犬の『食』に関しては、人間の意識とそれにかける手間と時間次第で、今すぐにドイツのやり方を手本にして実行できるものばかりでした。
日本ではドイツのように肉や農産物を安く買うことはできませんが、飼い主の工夫次第で犬の健康を維持するための質の良い食事を提供できるということがわかりました。

セミナーの中で取り上げられた話題は強く印象に残るものが多かったのですが、『その犬のルーツを辿って食を考える』という話はとても興味深いものでした。
日本の犬にしてもドイツの犬にしても、今のようにドッグフードが簡単に手に入らなかった時代には、飼い主は一体どんなものを犬に食事として与えていたのだろうか…
これは犬だけでなく、人間も含めたすべての動物に当てはまることだと思うのですが、昔からその土地にあるその土地で食べられていたものを摂る事が大切なのではないか…ということです。
自分の犬のルーツを知り、その犬に合った食を提供することによって健康を維持できれば、それはとても素晴らしいことだと思います。
我々日本人の食事も、現在ではかなり西洋化してきています。
僕の花粉症やアレルギー性鼻炎は、そこに原因があるのかも…
僕もエマと一緒に、ルーツに逆らわない食事を摂る必要があるのかもしれません。

事前にメールで質問してあった心臓の病気の改善と進行を遅らせる食事についても、セミナーの中で話題として取り上げてもらい、最後の質疑応答のコーナーで京子アルシャーさんに質問もさせてもらいました。
丁寧でわかりやすい回答をいただけて、とても参考になりました。

ということで、我が家ではその日の夜から『ルーツに従った心臓に良い食事』をエマに与えています。
一日でも長く若々しく過ごしてもらうため、今まで以上に犬の食について考えていきたいと思っています。
また機会があれば、京子アルシャーさんのセミナーに参加させてもらって、ドイツの犬の話を聞かせてもらいたいと思いました。

せっかく赤坂まで来たので、赤坂でラーメンでも食べて帰ろうかと思ったのですが…赤坂という土地にまったく馴染みがないということ、そして、やっぱり僕にとってはしょうゆ味の中華そばが『ルーツ』ということで、草加まで戻って地元の中華屋さんでこれを食べました(笑)

『ルーツ』って本当に大事だと思います。
嫌でも絶対に切れないものですから。


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