2008年9月13日土曜日

激昂

鬼のような形相で、
不満を爆発させるようなジェスチャーでピッチを去るポンテ。
ベンチに下がった後も、
近寄ってきたゲルトに不満そうな顔で一言二言。
昨日のトリニータとの試合での一場面だ。

確かに後半のあの時間帯、
ポンテの動きは落ちてきていたような気がする。
一つ一つのプレイの正確性にも欠けているように見えた。
ただ、一番得点の匂いが感じられたのもポンテだった。
むしろ、ポンテが左右に動き回って作り出したスペースに走りこまない
他の選手たちに問題があるように感じた。

昨日の試合は、
両チームとも3-5-2のフォーメーション。
まともにやり合ってしまうと、
スコアレスドローになりやすいパターンだ。
リスクを犯すことになるかもしれないが、
何かしらの創意工夫が必要になる。
今のレッズには、その創意工夫がまったく見られない。
いつもまともにやり合っているだけのように見える。
そして、今のレッズはまともにやり合って勝てるほどの強さはない。

エンゲルスが監督として力がないから勝てないと言う人もいれば、
怪我人が多くて勝てないと言う人もいる。
でも、僕はそうは思わない。
「絶対にやってやる。」という気持ちが足りないだけだと思う。
チームとしてのまとまりがまったく感じられない。
具体的な答えではないが、
今のレッズの不調はそこにあるのだと思う。

今シーズン、
選手が不満を顕わにしてピッチを去るというシーンを何度も見た。
過去のシーズンに、
こんなにたくさんこういうシーンを見ることはなかったと思う。
確かに途中で交代させられるのは気分の良いものではないと思う。
交代に納得がいかないこともあるだろう。
でも、やっぱりすべてはチームのためであってほしい。
それがあってこその「We Are REDS」なのだから。
気持ちを切り替えて、水曜日の試合はきっちり決めてほしい。

0 件のコメント: