2015年12月2日水曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(2)


マーヤ、預かり二日目です。

ウチで過ごす初めての夜も、サークルの中でとても静かに眠ってくれました。
吠えることも唸ることも噛むこともなく、夜鳴きもまったくなし。
マーヤは、室内で飼う家庭犬としては最高の気質を持っています。

室内での排泄についてはトイレトレイまでの誘導が必要ですが、これもすぐに覚えて自分から行ってくれるようになるはずです。

 『居心地? まあまあかな…悪くないよ』

という感じで、マーヤもゆっくり休めたようなので、今日は草加での初の散歩に出掛けました。

初めての場所という事で、ペースメーカーのエマにゆっくり歩いてもらって、マーヤにはその後を歩かせてみました。


保護されるまでの犬生の中でどんな散歩をしていたのかわからず…もしかするとまともな散歩をさせてもらった経験などないかもしれないので、ちゃんと歩いてくれるかどうか、若干の心配がありました。
家の前の道路に出ると、目の前を走り去る車を見てマーヤはフリーズ…ちょっと嫌な予感がしましたが、しばらく黙って待っているとマーヤはとことこと歩き出しました。
その後は、とても良いペースで歩き続けてくれました。
引っ張ることもないので、誰がハンドラーになってもこの子となら楽しんで散歩ができそうです。

道の中央に出たがったり、狭い道で後方から車が来ると立ち止まってしまったり…という挙動があるのですが、これは徐々に直していけそうな程度のもの、特に問題にはならなさそうです。
それと、マーヤは歩くとき、人の右側につきたがります。
『ヒールポジションは人の左側』とよく言われますが、家庭犬は人の狩猟の手伝いをするわけではないので、右側でも何の問題もありません。
ということで、これについてはとりあえずそのままにしておこうと思います。

一歩とヒールウォークの練習をした県境の遊歩道も、マーヤはトコトコと楽しそうに歩いてくれます。
他の犬とすれ違っても、まったく気にせず…スルーしてくれます。


オスワリとステイをしっかり教えてあげれば、この子はもうそれで十分かな…というくらい、マーヤは散歩のしやすい子でした。
明日からの散歩がとても楽しみになりました。

そして、今日はかかりつけの動物病院にマーヤを連れて行き、健康診断を受けました。
保護される前の飼育環境やフィジカルのケアが最悪のものであっただろうと思われたので、いろいろ心配な面がありましたが、大病を患っているよな結果は出ませんでした。
フィラリアも陰性で、胸の膨らみも悪性の腫瘍ではなく脂肪とのことでした。

血液検査の結果については、数値が正常範囲内に収まらなかった項目もありますが、数値的に大きくはみ出しているものはないので、問題ないとのことでした。


まともな栄養を摂ることができない状態で生活していたので、それが数値に現れてきているそうです。
これからはしっかりと栄養のあるものを摂取することができるので、この数値も改善されるはずです。

そして、問題の皮膚の状態です。
これについてはいろいろな原因が複合して症状として現れているようなので、原因を一つ一つ潰して改善していこうと思っています。
避妊手術や歯石の除去は、皮膚の状態が良くなってから…ということで、まずはマーヤに肌の治療に専念してもらおうと思っています。

それと、マーヤの年齢ですが、推定4歳とのことでした。
歯がきれいだからきっと若いよねーとTSRメンバーの間では話していたのですが、そのとおりでした。
まだまだ若い4歳のマーヤ、これからの犬生は思い切り楽しむことができるはずです。

J.Takagi


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