2014年8月11日月曜日

『人がブレイクを作り出す』犬のトレーニング


先日の記事で、犬が特定の行動を止めたブレイクの瞬間を捉えて強化して、おとなしくしている行動を定着させていく…というトレーニングについてお話しにしました。
この方法は、人間が犬にしてほしくないと考えている行動を止めさせたい場合に有効なトレーニングになります。
例えば、『吠えを止めさせたい』とか『飛び付きさせたくない』といったケースで、犬が吠えや飛び付きをしていない瞬間にご褒美を与えて褒めて、徐々に吠えや飛び付きといった(人間側から見た)犬の問題行動を減らしていく…というものです。
効果が出るまでに少し時間は掛かるかもしれませんが、安全で結果を出しやすいトレーニング方法ということを先日の記事でお伝えしたと思います。


ということで今回は、犬が作り出すブレイク(間)を利用するのではなく、人がブレイク(間)を作り出す犬のトレーニング方法についてお話したいと思います。
人が間を作って、それを犬に感じ取らせるトレーニング方法です。
このトレーニングは、犬にマテ(Stay)を教えていくときに有効な方法となります。

マテを教えられていない犬は、人間に『マテ!』と言われて動かずにじっとしていることが人間にとって都合の良いことだとは夢にも思っていません。
そして、待つという動作が犬にとって得のあることでなければ、当然のことですがすぐに動き出してしまいます。
なので、最初は一秒でも待てたら犬にご褒美を与えて褒めてあげます。
1秒間じっと待つとご褒美がもらえるので、犬は喜んで1秒間動かずに待つようになります。
そして、この1秒間待つという行動が定着していきます。
定着したら、今度は犬を待たせる時間を長くしていきます。
犬を待たせる時間を2秒、5秒、10秒…と長くしていきます。
この犬を待たせている時間が、人が作り出すブレイク(間)となります。
「人が何もしていない」と犬が感じる間を作り出して、その間は犬をしっかりと待たせるようにします。

ただ、犬を待たせる間の取り方には注意が必要です。
下の動画を見ていただくと何となくわかると思うのですが…


上の動画では、犬を待たせる間が5秒、15秒、21秒、2秒、10秒、8秒…とランダムに長くなったり短くなったりしていたと思います。
この間の取り方が、このトレーニングの肝となります。
犬を待たせる間を5秒、次は10秒、次は15秒…と徐々に延ばしていけばいいような気がしますが、単純に時間を少しずつ延ばしていくと意外と犬は集中力が落ちて失敗しやすくなります。
人間もそうだと思いますが、単調な物事に対しては飽きて集中力が低下します。
更に、どんどん待つ時間が単純に延びていくと、犬にしてみたら「えー、待つ時間ってどこまで長くるのー?」という気分になってきてやる気が落ちてしまうのです。
でも、待つ時間が長くなったり短くなったりすると、「次は来るかなー? ご褒美もらえるかなー?」という期待感が高まって犬の集中力とモチベーションが上がるのです!
トレーニングもやり方一つで集中力が上がったり下がったり…面白いものですね。
人間も犬も、予測や先読みができないギャンブル的な要素があるものには集中力が高まるのかもしれません(笑)

『犬を飽きさせない』
犬のトレーニングにとって、これはとても大切なことです。

そして、家の中でしっかりトレーニングをして1分間待てるようになったら…



同じトレーニングを公園等、外でやってみます。
家の中でできることでも、環境が変わるとできなくなってしまうことって多いですよね。
せっかく家の中でできるようになったことは、外でもしっかりできるようにトレーニングして
わんちゃんとの生活の中で使えるようにしていきましょう。

マテ(Stay)はたくさんの場面で使うことができる便利なコマンドです。
しっかりトレーニングして、わんちゃんと一緒にモノにしましょう!!


ブログランキング・にほんブログ村へ

2014年8月10日日曜日

(たぶん)エマがトイプーを好きな理由


月に一度、今の自分にとって『不要なもの』の整理を必ずやるようにしています。
家の中も心の中も、放っておくとどんどん不要なものが溜まっていきます。
昔はきれいに片付いたように見えていれば特に問題ないと思っていたのですが、ある人に「物理的にも精神的にもいらなくなったものを大事に抱え込んでいると、新しくていいものが入ってこないよ」と言われ、それからは月に一回、必要なものと不要なものの仕分けをして、いらないものをどかっと捨てています。
物理的な不要物を捨てるのは簡単ですが、心の中の不要物を捨てるのは結構大変だったりします(笑)

今日もそんな感じで不用品の整理をしていたら、懐かしい写真が出てきました。


プリントされた写真からスキャンした画像なので、ちょっと粗くて色褪せてますが、生後6ヶ月の頃のエマです。
隣のトイプーはミシェルくんといいます。
ミシェルくんとエマとはパピースクール~ジュニアスクールの同期で、今から約8年半前の生後3ヶ月~1歳6ヶ月までの間、毎週一回一緒にトレーニングを受けていました。

週一回のレッスンは、多い時は10組前後の飼い主さんと犬が来ていたのですが、あの当時は犬が10頭集まるとその内の6~7頭はトイ・プードルという、トイプー全盛の時代でした。
毎週毎週たくさんのトイプーがトレーニングに来ていたので、エマも自然とトイプーと触れ合う機会が多くなりました。
幼い頃にたくさんのトイプーと接したおかげで、エマは今でもトイプーが大好きです。
どうやらシュナよりもトイプーが好きなようで…(笑)
トイプーに限らず、この教室で触れ合ったトレーナーさん、飼い主さんも大好きになりました。
その内の9割が女性でした。
エマが女性好きなのも、トイプーを好きだという理由と一緒なのだと思います。

やはり仔犬の社会化って大切ですね。
エマのトイプー好きと女性好きは、たぶんこの時期に形成された性格の一部なのだろうと思います。
エマをこの時期にもっと色々な犬種、もっといろいろな人に対して社会化しておけば、その後のしつけも楽だったのに…なんて思ったりします。
ただ、この時期のエマは噛みの問題があったり少しビビリな面もあったので、トレーナーさんからのアドバイスであまり無理はさせないようにしていました。

犬のしつけは、いろいろな要素が重なり合ったりすると、とても複雑になります。
しつけ本に書いてある通りにやろうとしても、うまくいかないことも多々あります。
本当に泣きたい気分なることもありますが、そんな時は迷わずドッグトレーナーに頼ってください。
時間が掛かっても、必ず愛犬と楽しく暮らせるようになります。
飼い主さんが諦めなければ、犬は何でもできるようになります。
今はエマがパピーの頃とは違って、犬の保育園もたくさんありますから!


しかし…まぁ何というか…


この当時のエマの写真は困り顔が多いなぁ…(^_^;
こんな顔してるけど、レッスン中は楽しそうに走り回ってたんですよ、ほんとに(笑)


ブログランキング・にほんブログ村へ

2014年8月9日土曜日

急激な気温変化にご注意を


今朝の関東地方は、台風の影響か太陽か出ず風もあり気温低め。
少し湿度は高いけれど、涼しくて過ごしやすい朝でした。

でも…
「そうでもない…快適じゃない…」って気配を家の中で感じました。
その気配の主は…


こいつでした。
土曜の朝なのに、金曜の夜に終電無くなっちゃった人みたいになってます(^_^;

エマは夏の暑さには比較的強い犬なのですが、気温が35℃あった日の翌日の気温が26度になってしまったりするともうこの有様です。
そうです、エマは急激な気温の変化に弱い犬なのです。
急に気温が下がった陽の朝は、いつもこの状態です。
食事は摂らず、散歩や遊びの要求もせず、昼までゴロゴロ寝ていて、お腹もずっとゴロゴロ鳴ってます。
初めてエマがこの状態になった時には、あまりの動かなさ加減にびっくりして病院に担ぎ込んだこともありました。
でも、これは人間で言うところの『気温の変化に体が付いていかなくてダルい…』という状態であって、「特に重篤な病気ということではないですよ。すぐに元気になると思うので、少し様子を見てあげてください」と獣医さんにも言われました。

確かにエマは獣医さんの言うとおり、この状態になっても必ず昼過ぎには復活します。
なので、気温の変化で体調が悪そうなときは、絶対に無理はさせないようにしています。
食事も無理に取らせない、遊びや散歩も無理にさせない、起こしたり触ったりもしない、様子を見つつ放っておきます。
他に具合が悪くなった原因がありそうな場合は別ですが、気温変化のせいだけで具合が悪そうなときは、そっとそっとしておきます。


若い頃は同じ状態になってもエマは結構無理をして、無理矢理食べたものを直後に全部吐いたり、ダルいのに散歩に出かけて動けなくなって蹲ったりということがありましたが、今はそんなこともなくなりました。
エマ自身が、こんな状態になったときに自分でどうすれば良いのかがわかってきたのかな…そう思っています。
「具合が悪いから、良くなるまでじっとしていよう。」
そんなことを学習したのかもしれません。
案の定、今日も昼頃に目を覚ましたエマは、しっかりと食事を取ってぬいぐるみ遊びをねだってきました(笑)
一安心です。


このようなちょっとした犬の体調不良は、生活の中でたびたび起こることと思います。
犬の状態、症状がひどい場合は動物病院に連れて行くべきだと思いますが、ちょっとした体調不良は飼い主さんがしっかり観察してあげて、家庭内で対応してあげられるといいですね。
「ああ、これなら大丈夫!」と飼い主さんが自信を持って対応することができれば、わんちゃんも安心していられますから。
普段からの愛犬の観察、これも大切な飼い主さんの役割ですね。


さて、エマに便乗して寝ている大きな犬?をどうしよう…
起こそうかと思ったけど…今日は休みだし、立場が逆転した時に叩き起こされると困るから、こっちはこっちでそっとしておこう(笑)