
先日、見学に行ったSTERN HOSHINOさんでのデイ預かり本番、一歩くん頑張れるか!!
心配な面は多々あるのですが、一歩くんは人好きな子だし、トレーナーさんがしっかりケアしてくれる施設なので大丈夫でしょう!
ということで、一歩くんを送り出して僕はセミナーへと向かいました。
そして、今日一日の一歩くんの様子を恐る恐るトレーナーさんに伺ってみたところ…
『全然問題ありませんでしたよ』
との回答が…
そして、一番心配していた室内でのマーキングについても、まったくなかったのこと!
これが一番びっくりしました。
そして、一番嬉しいことでもありました。
我が家の室内では既にマーキングしなくなっていたのですが、初めて入る室内…動物病院等ではマーキングがありました。
ただ、それは去勢手術前の話です。
長年の習慣で学習してしまった行動は去勢・避妊の手術だけでは直らないと言われていますが、一歩くんの室内マーキングは見事に消去されました。
毎日のマーキング抑制トレーニングも、少し効いているのかもしれません。
こういった良い結果が出ると、本当に嬉しくなります(*^^*)

他の犬たちに対して攻撃的になることもなく、どちらかと言うと『早く部屋に戻りたいー』という仕草を見せていたそうです。
一歩くんの年齢は8歳で、既にシニアの域に入っています。
他の犬と遊べるようになることよりも、他の犬を気にせずに落ち着いていられること、人と穏やかに過ごせるようになることのほうが大切です。
なので、いつもと違う場所にいても他の犬たちに対して攻撃的になることなく、人と一緒に過ごしたいという感情を一歩くんが持ってくれたことを嬉しく感じています。
多くの人が『犬はみんなじゃれ合って遊ぶもの』という犬に対する幻想的なイメージを強く持っていますが、決してそんなことはありません。
犬同士でじゃれ合うのが好きな子もいれば、特に好きではない犬もいますし、犬に触れられることを嫌う犬もいます。
子犬のときは犬同士で遊んでいたけれど、成長と共に犬同士で遊ばなくなる場合もあります。
それは、その犬の生まれ持った性格、生まれ育った環境、経験した出来事などに大きく影響されます。
『犬同士に任せておけばそのうち慣れる』と言う人もいますが、それは危険な考え方です。
すべての犬をひとつのロジックに当てはめることはできません。
犬と対峙したときの様子をしっかり観察して、無理のないように犬同士を慣らしていってあげる必要があります。
ウチのエマと一歩くん、最初は柵越しにワンワンワンワンと吠え合っていましたが、今ではまったく吠えなくなりました。
柵越しに鼻先で挨拶するところまでは慣れてくれました。
僕はこれのやり方で良いと考えています。
犬にストレスをかけずに徐々に慣らしていくこと、これが一番です。
一歩くんは以前の飼い主では一人っ子でしたが、既に犬を飼っている里親さんのところに行っても穏やかに過ごせるように教えてあげたいのです。

一歩くん得意の鼻鳴きも出なかったとのこと。
どこに行っても誰とでも静かに寝て過ごすことができる一歩くん、意外と肝が座っています(笑)
これにも一安心、ホッとしました。
今回STERN HOSHINOさんにお願いしたデイ預かりには、僕がいない場所でまだ慣れていない人、犬、状況に対応する経験を一歩くんが積むという裏ミッションを設定していました。
犬の扱いに掛けてはプロフェッショナルのトレーナーさんがケアしてくれたから落ち着いて過ごせたのだと思いますが、一歩くんにはその裏ミッションにも合格点をあげたいと思います。
来週には去勢手術の抜糸も終わります。
一歩くんは8歳ですが、新しい環境への適応力がとても高いので、思っていたよりも早く新しい家族を見つけてあげることができるかもしれません。
嬉しいような寂しいような…預かり担当の気持ちはいつも移ろっています。
J.Takagi
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