2014年12月14日日曜日

【DT010-01】 【DT007-02】 週末はポメラニアン♪


今週末は、ポメラニアン祭!
ということで、土曜日・日曜日にかけて、二頭のポメラニアンとのトレーニングを楽しみました。
奇遇なことに、どちらの飼い主さんも市内にお住まいのポメラニアンの飼い主さん!
犬のトレーニングについて、市内の犬の飼い主さんにお話する機会を与えてもらえることは、本当に嬉しいことです。


まず土曜日は、もうすぐ生後4ヶ月になるTちゃんという女の子ポメさんのカウンセリングでした。
「とにかく人が大好き」というTちゃん、飼い主さんのお話では、いつでも人と触れ合うこと好んで、誰とでもフレンドリーに接することができるとのことです。
Tちゃんは、初めて会う僕の姿を見ても全く動じることはなく、カウンセリング中はずっとサークルの中で落ち着いて横になって休んでいました。
初めて見る人に対してストレスを感じることなく落ち着いて過ごせることは、犬にとって、そして人にとってもとても良い事です。
ただ、人好きであるが故に、嬉しくて人に飛びついてしまったり、遊びの途中に興奮して甘噛みを始めてしまうというTちゃんの行動については、できるだけ減らしていきたい…飼い主さんはそう考えて、トレーニングの必要性を感じるようになったそうです。
甘噛みや飛び付きといった犬の行動は、パピーのうちに「それは人間にとって嬉しくない」ということをしっかり教えてあげて、成犬になる前に抑制しておくことが大切です。

犬に甘噛みや飛び付きをされたときに一番大切なことは、人間が犬の喜ぶような反応をしないことです。
人間にとって問題となる行動を犬が起こした時に、人間が逃げ回ったり大きな高い声を上げたりしてしまうと、犬は人間のその行動に対して「遊んでもらえている! 人も喜んでくれている!」と、人間の思わくとは全く違う認識をさせることになり、犬にとって良い結果である『成功』を与えるということになります。
「楽しい事が起きた!」という結果を得た犬はそれを学習して、更にその行動を続けることになります。
その行動を繰り返すことにより、人間にとって問題と飛び付きや甘噛みは強化されて常態となっていきます。
実は、人間の行動によって犬が問題行動を学習⇒強化してしまっているというケースも少なくないのです。

犬の問題行動がより強力なものとなってしまう前に、人間が行動で犬に対して「それはやめてね」と教えてあげることが大切です。
時間は掛かりますが、パピーの飛び付きや甘噛みは、その行動を無視するだけで無くすことができます。
犬が飛び付いたり甘噛みをしてきたら、声を出さず目を合わせずしばらく相手にせず…そして、犬が落ち着いたら褒めてあげて…を繰り返します。
大切なのは、家族全員が問題行動に対して同じ対応をすることです。
家族の中に甘噛や飛び付きを無視できない人がいると…いつまで経っても甘噛み、飛び付きが無くならなかったり、無視できない人に対してだけ問題行動を続ける可能性があります。
家族全員が犬の問題行動に対して一貫性のある対応をすることができるかどうか…これがとても重要なポイントとなります。

Tちゃんはまだ3ヶ月、これからの飼い主さんとの練習ですぐに甘噛み、飛び付きがいけないことだと覚えてくれるはずです。
パピーのうちからトレーニングを始めることは、飼い主さんと犬にとってとても大きなメリットをもたらしてくれます。

来週は、Tちゃんとお散歩トレーニングを頑張ります!


そして日曜日のポメさんは、笑顔の素敵なこの子です。


先日、エマと一緒に公園でヒールウォークのトレーニングをしてくれた、生後6ヶ月のポメラニアンのロッタちゃんです。

今回は、舎人公園でトレーニングを楽しみました。


前回のトレーニングでは、ヒールウォークの練習をしたのですが、その後、ロッタちゃんが上手にヒールウォークをできるようになってきたということで、飼い主さんにはとても喜んでいただけました。
飼い主さんに喜んでいただけると、僕も自分のことのように嬉しく感じます。

ヒールウォークが上手になってきたということで、この日は飼い主さんとロッタちゃんにヒールポジションの練習をしてもらいました。


トレーニングに対する意欲も高く、動作を覚えるのも早いロッタちゃん、ヒールポジションもあっという間に覚えてしまいそうです!

散歩中、飼い主さんと一緒に走ったりすると、テンションが上がりすぎてしまうこともあるそうなのですが、シットステイ、ダウンステイはしっかり決めてくれます。


人や他の犬が多い公園の中でも、とても良い状態で落ち着いていますね。

犬のテンションが上がりすぎてしまった場合、その原因となった行動を飼い主が中断させて、一旦落ち着かせることが大切です。
犬が落ち着いたら、遊びや散歩を再開していきます。


アイコンタクトもバッチリです!

そして、今回もまたこいつがご一緒させていただきました。


生後6ヶ月~1歳までの半年間も犬にとってとても大切な時間となりますが、毎日少しずつ地道にトレーニングを続けていけば、ロッタちゃんはとても良い子に成長していくはずです!
これからも楽しんでトレーニングして行きましょう!


奇遇なことに、今週末のトレーニングでは、Tちゃんの飼い主さんとロッタちゃんの飼い主さんから、まったく同じご質問をいただきました。
そのご質問とは…『ハウストレーニング』についてのご質問でした。
9年前、僕もエマのハウス(サークル、クレート)トレーニングではとても苦労しました。
が、ある方法でそれは呆気なく解決しました。
そのときに僕が使った方法を、Tちゃんの飼い主さんとロッタちゃんの飼い主さんにお伝えしました。
それについても書こうかと思ったのですが…ブログを見返したら、5年半前に既に記事にしていました。
まだ僕が普通の犬の飼い主だった頃の簡単な記事ですが、もしよろしければこちらからどうぞ。


2頭のポメさんから多くを学ばせていただいた有意義な週末となりました。
またよろしくお願いします<(_ _)>


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