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2014年11月2日日曜日
【DT006-02】 キャバリアとお散歩トレーニング
キャバリア・キングチャールズ・スパニエル!
この長い犬種名に慣れ親しむことに少し時間が掛かりましたが、今ではしっかり噛まずに言えるようになりました(笑)
ということで、今日は9月中旬に無料出張トレーニングで伺ったキャバリアのRくんに、再び会いに行ってきました。
もうすぐ6ヶ月になるRくん、元気でやんちゃな盛りですが、9月に会ったときよりもだいぶ落ち着きが出てきたように感じました。
それでも、飼い主さんにお話しを伺うと、まだまだRくんの行動に対する悩みは尽きない…とのことでした。
今日は、その中でも特に飼い主さんがお悩みになっている散歩中の引っ張り行動をなくしていくため、飼い主さん、Rくんと一緒にお散歩練習を中心にトレーニングを行いました。
僕も犬を飼い始めた時にとても困ったのですが、散歩中の犬の引っ張り行動には多くの飼い主さんが頭を悩ませているのではないかと思います。
街中で飼い主さんの横にピタッと付いて歩く犬を見ると、それはとても簡単な事のように見えるのですが、実際に自分でやってみると、『ヒールウォークはとても難しい』ということがよくわかります。
お散歩を始めて一ヶ月あまりのRくんも、飼い主さんの横に付いて歩く『ヒールウォーク』の形をまだ覚えていません。
ヒールウォークを教えてもらっていない犬は、『人の横について歩くこと』が(人にとって)良いことだなんて夢にも思っていません。
なので、犬に横に付いて歩いてもらいたいのなら、人間がしっかりとヒールウォークの形を教えてあげる必要があります。
前に行きたくて引っ張る、後ろを気にして振り返る、地面のにおいを嗅ごうと頭を下げる、風に乗って飛んできた物を追いかける…散歩を始めたばかりの多くの若いわんちゃんは、そういった行動を取ることが多くなります。
犬がそういった行動を取ったとき、多くの飼い主さんはリードを使って犬の行動を制御しようとしがちですが、それでは犬の引っ張り行動はなくならないどころか、その行動を助長してしまう可能性があります。
じゃあ…どうすれば良いのかというと…
まず考えられる方法としては、おやつやおもちゃ等、その犬が好きなものを使って、犬の集中を自分に向けて離れないようにするというものです。
おもちゃやおやつを犬の鼻先に持って行って、人から離れないように歩く…この練習を繰り返すことによって、ヒールウォークを覚えてくれるわんちゃんもいます。
ただ、外にある多くの刺激…例えば、におい、他の犬、飛んでくる物、歩く人等は、犬にとって、とても魅力のあるものです。
なので、おやつやおもちゃの刺激が、これら外にある多くの刺激に負けてしまうことがあります。
そうなってしまうと、いくらおやつやおもちゃを使って犬の集中を取ろうとしても、もう無理…ということになってしまいます。
なので、まずその前に、犬に対して「引っ張ったら動けないよ」ということを教えてあげる必要があります。
犬が前や後ろに引っ張ったり、地面に向けて顔を下げようとしたら、人は立ち止まって動くことを止めます。
犬に声を掛ける必要もありません。
立ち止まって、犬が引っ張り行動を止めるタイミングをひたすら待ちます。
犬が引っ張ることを止めたら、そこでその行動を褒めてあげます。
そして、犬に一度オスワリをさせて、また歩き始めます。
最初は一歩進むと犬が引っ張って、立ち止まって犬が引っ張ることを止めるのを待つ…の繰り返しになってしまって、理想の散歩からは程遠いものとなってしまいますが、最初はそれで構いません。
犬に「どうすれば散歩できるのか?」考えさせること、引っ張る行動を無駄だと理解させること、引っ張る行動を諦めさせること、これらを地道なトレーニングによって犬に覚えていってもらいます。
『人の横について歩いて散歩する』ことを犬に習慣付けていくのですが、その習慣付けを犬に教える方法は、リードで犬を引っ張ることではなく、犬を散歩させる飼い主さんが我慢強く犬が引っ張らなくなるのを待って、その行動を褒めることです。
そして、この練習は最初から長時間続け過ぎることがないように、自由な時間も入れてあげるようにします。
休憩時間がないと、人間と同じように、犬も集中力とやる気が落ちてしまいますので、5分間トレーニングをしたら、3分間休憩時間を入れる等、犬のモチベーションを保つように注意してあげてください。
慣れてきたら、トレーニングの時間や歩く距離を徐々に延ばしていくようにします。
とても地味なトレーニングですが、動かないでいることや犬を褒めるタイミング等、犬によってはとても難しい作業となるので、なかなか上手くできない…という場合は、お近くのドッグ・トレーナーに相談してみてください。
Rくんの場合、飼い主さんがしっかりとトレーニングしてくださっているおかげで、外でもしっかりとオスワリしたりアイコンタクトを取ることができます。
なので、この練習を何度か繰り返すうちに、引っ張ることを止めた後、座ってこちらを観てくれるようになりました。
今はまだ引っ張る行動がありますが、これからトレーニングを積み重ねていけば、必ずきれいなヒールウォークをすることができるようになります!
次のトレーニングが楽しみです。
そして、頑張ってトレーニングをした後は、大好きなおやつを食べて…
しっかりぐっすり睡眠とって…
頭を使うと、やっぱりわんこも疲れるようです。
食べることと眠ることも、犬の大事な仕事ですね。
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