2016年3月18日金曜日

【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(30)


最近のマーヤのお気に入りは、緑のヘビの小さなぬいぐるみ。
寝るときも放しません。

『それいけスネークマン!』

あなたの年代は…というか、シュナはスネークマンショーなんて知らないでしょうが…


皆様に大変なご心配をおかけしたマーヤ、一ヶ月前とは別犬のようにとても元気です。

通っている病院で調合してもらっている薬も、徐々に弱めのものへと変わってきています。


この薬のおかげで、マーヤは高熱、視力低下から開放されて、皮膚の炎症と脱毛も見違えように改善されてきました。
マーヤの体にマッチした薬を作ってくれた院長先生には、心から感謝しています。
どこの病院でも手に入る薬というわけではないので、できればマーヤにはずっとこの病院に通ってもらいたいな…なんて思ったりしています。

そして、2月に検査した92項目のアレルギー検査の結果も出ました。
この検査の結果から、いろいろと面白いことがわかりました。
同じシュナでも、エマとマーヤではアレルゲンがまったく違ったのです。
思い込みや一般的な見地で、検査もせずにこれは与えて良いものとかこれはダメとか決めてしまうことの怖さを再認識しました。

犬のアレルゲンの代表格といえば小麦粉ですが、マーヤは陰性でした。
その代わりに、米や玄米に対して陽性の反応が出ました。
エマが小麦粉アレルギーのため、トレーニング用のレバーケーキは米粉を入れて作っていたのですが、マーヤには米粉のレバーケーキは使わないほうが良さそうです。
ジャガイモや大豆もエマに与えていますが、マーヤにとってはアレルゲンになるようです。
そして、アヒルやカモに対しても陽性反応が出ているので、これらを原材料としたトリーツの使用も控えるようにしなければ…

この世には数え切れないくらいの物質が存在しているので、その固体のすべてのアレルゲンを割り出すことは不可能です。
でも、92項目のアレルギー検査をするだけでも、多くのアレルゲンから犬を守る事ができます。
検査項目の多いアレルギー検査は金額的に決して安いものではありませんが、それだけの金額を払う価値はあると僕は考えています。
一般的に犬に害はないと言われている食材でも、固体によってはアレルゲンとなる場合もあります。
そんな食材を見つけ出すヒントにもなるので、一度は愛犬にアレルギー検査を受診させてあげることをおすすめします。

アレルギーを軽視する飼い主さんは意外と多いのですが、エマのように食べ物でアナフィラキシーを起すとかなり大変なことになります。
愛犬をアレルゲンから守るためにも、思い込みではなくしっかりとアレルギーとなる物質を把握しておくことが大切です。


J.Takagi



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