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2016年2月25日木曜日
【TSR】 保護シュナ『マーヤ』お預かり日記(25)
発熱から開放されたマーヤ、少しずつ家の中でも動くようになってきています。
でも、相変わらず目はほとんど見えていないようです。
練習したオスワリやフセ、オテは声で指示すればできるけど、手の合図だけでは何もできず…気を送ると何かを感じるのか声なしでもやってくれる…そんな状態が続いています。
気分転換に抱っこで外に連れ出してもみましたが、友達に会っても反応鈍し…
この反応も、目が見えていないことが大きく影響しているように感じられます。
更に、睡眠時間がびっくりするくらい長いのです。
一日のほとんどを寝て過ごしています。
まるで生まれたばかりの仔犬か足腰が弱った老犬のよう…
発熱前のマーヤとは明らかに様子が違っていて、このままにはしておけない状況であることは明らかです。
早急に検査してもらい、すぐにでも必要な治療をすぐに始めなければ…
幸いなことに、先日診察を受けたTSRメンバーから紹介してもらった病院へちょうど行く予定になっていたので、その場で先生に相談して必要な検査と治療をすべてお願いすることにしました。
今回の通院では、通常の診察と92項目のアレルギー検査を受ける予定になっていました。
先生にここ数日間のマーヤの様子を伝えたところ、目の検査もしておく必要があると言われたので、予定していた診察と検査に加えて白内障検査と眼底検査をマーヤに受けさせることになりました。
検査所見ですが、マーヤの目には白内障の症状は見られないとのことでした。
目の白い濁りは白内障によるものではなく、角膜の硬化によって起きている症状と先生から説明がありました。
角膜硬化は若い犬にはほとんど起きない症状らしいのですが、そうなるとマーヤの推定年齢(4歳)に?が付いてしまいます…が、とりあえずそれは置いておくことにします。
そして、検査結果の画像に写るマーヤの眼底には、黒いモヤモヤっとした影と黒く抜けている部分がありました。
これは炎症かもしれないし、腫瘍かもしれないし、その他の何かかもしれない…ということで、今の時点では断定が難しいものとのことでした。
そして、今後の治療および視力の回復の可能性についてですが、先生からは「ステロイドの投与によって視力を回復させることができるかもしれない」とのお話がありました。
マーヤは炎症を起している皮膚の治療を行っている最中なので、できればステロイドは使いたくないとのことでした。
でも、今は失明を避けることを最優先に治療を進めなければならないので、今日の診察時にステロイドの注射を打ってもらい、これから10日間はステロイドの投与を続けることになりました。
これで視力が戻ってくれれば良いのですが…視力が戻らなければ、また別の治療方法を探ることになります。
アレルギー検査の結果が出るのは10日後です。
その頃には、マーヤの視力が戻るのか戻らないのか…ある程度はっきりするかと思います。
熱はもうすっかり下がっていますが、首のリンパも少し腫れているので、もうしばらくの間はのんびりとマーヤを休ませようと思います。
どうかマーヤの目に光が戻りますように。
J.Takagi
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