2009年9月5日土曜日

YOUNG BLOODS


ここ最近は開発の仕事が忙しかったせいで、うんざりするぐらい事務の仕事を溜めてしまっていた。
生活のリズムが狂ってしまうからあまり徹夜はしたくなかったけど、久しぶりに徹夜して仕事を片付ける事にした。

金曜の夜22:00過ぎに現場から会社に戻ると、中堅、若手の社員が6名ほど残業していた。
先月頃から、社内では請負の開発案件が3つほどマルチで動いている。
世の中はまだまだ景気が不安定な状態だけど、ありがたい事に我が社は忙しくて毎日不夜城のような状態になっている(笑)
ただ、あまりにも毎日忙しすぎると社員の精神状態も心配になってくる。
そんな忙しい彼らの様子も見ておきたかったので、一緒に徹夜作業をしてみようと思い立ったのだった。

徹夜作業というと暗くて寂しい。。。というイメージがあるけれど、たくさんのスタッフと一緒に徹夜をするのは結構楽しかったりする。
そんな楽しみをスタッフと共有したくて、20代の頃はやたらと徹夜作業をしたりしていた。
今思うと、よくあんな無茶をやってたよなぁ。。。と思うけど、今となっては良い思い出になっていたりする。
これから会社の核となっていくであろう彼らも、きっと今のしんどい状況を良い思い出として語れる日が来るだろう。

今回の徹夜作業も、そんな彼らのお陰で結構楽しくやることができた。
僕のつまらない冗談の相手をしてくれたり、たぶん自分の力で解決できるであろう事を相談してくれたりと。。。
僕が徹夜したせいで、無駄な気を使わせてしまったかもしれない。
立場も違うから完全に彼らの中に入り込む事はできなかったけど、たくさんの元気を貰った気がする。

翌朝の5:00、まだ仕事を続けるという彼らより一足先に会社を出て、新御茶ノ水駅に向かう。
地元の駅の改札を出て家への道を歩いていると、朝日が昇り始めた。



何故か急に佐野元春の『YOUNG BLOODS』が聴きたくなった。

ヘッドフォンをバッグから取り出して、『YOUNG BLOODS』を聴きながら家までの道を歩いた。
朝の冷たい空気と佐野元春の歌声がとても心地良かった。
実はこの曲、リリースされた当時は嫌いだった。
アレンジがスタカンの『Shout to the Top』そのものだったし、この曲の詩があの当時の僕にはまったく響いてこなかったから。
でも、今は何かわかるんだな。。。この曲の詩が。。。



歳を重ねないと理解できない事、響いてこない言葉がある。
その分、若さを失っているのだろうけれどね。
でも、決して老け込んでしまったなんて思ってないだな、自分では。。。
まだやらなきゃならない事が山のようにあるしね。

朝の6:00、家の扉を明けると、今日4歳になったばかりのエマが出迎えてくれた。





*** エマの日記は【エマゴエ】 に引っ越しました! ***

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