2009年7月11日土曜日

ペース

サッカーというスポーツは、ペースを取り合うスポーツだ。
ペースを掴んでいるときにチャンスを物にできれば、得点することができる。
チャンスを物にできなければ、当然ペースは相手に移っていく。
その繰り返しが90分間続いていく。
相手があることだから、90分間ずっとペースを握り続けることは非常に難しい。
この暑い季節は特にペース配分に気を使わなければならない。

今日の相手のサンフレッチェ、前半は非常に良い動きをしていた。
でも
「90分間この動きは続けられないだろうな。。。」
と思いながら見ていた。
前半、サンフレッチェはレッズDFの裏を狙い続けて、多くの決定的チャンスを作り出していた。
チャンスをしっかりものにしていれば、前半で3点は取れていたと思う。
前半で3失点していたら、たぶんレッズの逆転はなかっただろう。
前半を0-1で終えることができたのは、今日のレッズの調子を考えたら超ラッキーとしか言いようがない。

案の定、後半のサンフレッチェは動きが目に見えて落ちていた。
同点、逆転も時間の問題としか思えなかったし、この試合は絶対に勝てると確信できた。
高原がゲットしたPKをエジが外しても、全然大丈夫だと思えた。
FWの2人とポンテのコンビネーションは悪くなかったし、後半から右サイドに入った暢久もうまく機能していた。
何よりも、長いスランプから脱出した今の高原が、常にゴールに対して前を向いてボールを持つことができていた。
高原がこうなってしまうと、相手にとっては間違いな脅威になるはずだ。
エジの2ゴールは、必然によって生まれたゴールだと思う。

今日の主審の岡田さんとレッズはあまり相性が良くないが、今日はレッズ寄りの笛を吹いてくれていた。
レッズ寄りの笛を吹いていたというよりは、サンフレッチェが主審に目を付けられるようなプレイばかりしていたと言った方が正しいかもしれない。
レッズが相手でテンションが上がっていたのかもしれないけど、ちょっと余計なところで元気が良過ぎたように思う。
オフサイドを怖がらずにどんどんDFの裏を狙っていくと作戦だったのだろうけれども、オフサイドを連発するのは決して良いことではないと僕は思う。
オフサイドになってしまった攻撃は、どんなに良い攻撃であっても決してゴールに繋がることはないのだから。
レッズもカウンターや速攻に頼っている時代もあったけど、やはり遅い攻めの中から得点できるチーム力がないと今のJリーグでチャンピオンになることはできない。
パス回しなんてどうでもいいなんて言っている現役の日本代表がいるみたいだけれど、そんなことを言っているようではいつまで経っても世界との差は縮まることはないだろう。
パス回しでペースを掴む、これはサッカーの基本中の基本なのだから。

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