2017年5月3日水曜日

【TSR】 保護シュナ『ラン』お預かり日記(23)


TSRの保護っ子ラン
二回のレーザー治療を終えて
無事退院しました


5月1日の夜
20日ぶりに我が家に帰宅

させてあげたかったのですが…


我が家はまだ引越しの片付けが
終わっておらず…
部屋の中はダンボールだらけで
目が不自由なランが生活するには
ちょっと危険なので
しばらくは僕の保育園で
過ごしてもらおうと思っています


今回の急性緑内障の発症
そして長期入院と手術では
いつもいつもランを見守り
応援してくださっている皆様に
たくさんのご心配をおかけしました

また
入院中のランへの応援
本当にありがとうございました
心から感謝いたします


ランは本当に頑張りました

一回目のレーザー治療では
眼圧が安定せず
もう一度レーザーを受けることに…

幸いなことに
二回のレーザー治療で
ランの左目の眼圧は下がり
その状態で安定しました

これはこれで一安心なのですが…


ランの左目は視力を失っています

視力が戻る可能性は
ゼロではないそうですが
限りなくゼロに近いそうです


右目は保護されたときから
視力がありません

現在のランは
両目とも視力がない状態です


食事と水分は
ボウルを口元に近づけてあげないと
摂ることができません

トイレの場所も
目で認識することができず
入院によって筋力も落ちていて
思うように移動ができないので
オムツを装着してもらっています

眼圧を上昇させないための点眼は
一日7回必要になります


4月下旬から
新しい家族探しを始めようと
準備を進めていたのですが
ランの状態を考えると
予定をする必要がありそうです

ランの里親募集開始を
心待ちにしてくださっている皆様には
本当に申し訳ありませんが
里親募集の開始はしばらくの間
延期させていただきたいと思います


まずは眼圧を安定させること

そして筋力を回復させて
通常の生活に支障のない動作を
自分で行えるようにリハビリを実施

それと
視力が戻らなかったとしても
散歩やトイレに行くことができるように
するためのトレーニング

ランがある程度普通の生活が
できるようになってから
改めて里親様の募集を始めたいと
そう考えています


今後
ランの視力が戻るかどうかは
誰にもわかりません

もしこのまま
視力が戻らなかったとしても
決して騒がず嘆かず
ランと一緒にそれを受け入れて
前に進んでいこうと思っています

それがきっと
ランを幸せへと導く一番の近道だと
そう思うからです


犬は失ったもののことを思い出して
嘆いたり悲しんだりはしない生き物だと
そう教えてくれた人がいます

今の自分が持っているものを
フルに使って全力で生きるのだと…

きっとこれからのランも
今の自分のすべてを使って
全力で楽しく生きていくと思います


だからきっとランは幸せになります

必ず新しい家族も見つけるはずです

その日が来るまで
TSRメンバー全員でランを大切に
お預かりさせていただきます

目は見えていませんが
ランはとても元気にしています

J.Takagi


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